NHKスペシャル「シリーズ・JAPANデビュー」の第1回「アジアの“一等国”」に出演した台湾人や日台友好団体などから番組内容に偏向・歪曲(わいきょく)があったと批判が相次いでいる問題で、歴史研究者や視聴者ら8389人が6月25日、放送法などに反した番組を見たことで精神的苦痛を受けたとして、NHKに1人当たり1万円の損害賠償を求め東京地裁に提訴した。 関連記事NHK提訴、台湾民間団体「友愛グルー…NHK相手に8400人が集団提訴 「…記事本文の続き 問題の番組は日本の台湾統治時代を取り上げたもので、現地で発見された台湾総督府文書などの資料や、当時を知る住民へのインタビューを基に構成し4月5日に放送された。原告は小田村四郎・元拓殖大総長(85)や中村粲(あきら)・昭和史研究所代表(75)のほか、インターネットなどを通じ集まった視聴者らで、約150人の台湾人も含まれている。 訴状で原告側は「番