[現場ルポ 熱源を歩く] どこを誰が守るか 迫る廃村への足音 全国でおよそ9日間に一つずつ、集落が消えている。新型コロナウイルス下で地方移住が脚光を浴びる中、中山間の農業を支えてきた集落の衰退が続く。総務省の統計では2019年までの4年間に164の集落が消滅した。最後の1人が去った時、集落はどんな結末を迎えるのか。むらとの関わり方が問われている。 島根県江津市川平町。住民がゼロまたは1人の集落が、全16集落の半分を占める。町全域をまとめる川平連合自治会会長で、稲作を営む佐々木英夫さん(71)がぼやいた。「すっかり獣のすみかになったよ。開拓前に戻るようだな」…… 米国産牛肉にSG発動 きょうから30日間 日米協定で初 政府は17日、日米貿易協定に基づき、米国産牛肉に緊急輸入制限措置(セーフガード=SG)を発動すると発表した。2020年度の累計輸入量が3月上旬までに同協定の基準数量を上回ったた
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