侵略的外来種ワースト100に選ばれたアルゼンチンアリ。毒はないものの、攻撃的な性格と繁殖力が駆除を難しくしている。 もしアリの世界で暮らしたらどうなるのか?強力なアゴと統制のとれた行動で知られるグンタイアリもいれば、農園を営んで自給自足するアリもいる。 自爆して群れを守るアリもいるほどだから、命令には絶対服従の厳しい生活になりそうだ。 ■ドカンと一発、毒攻撃 自爆するアリはマレーシアに住むCamponotus saundersiで、1974年に発見されたものの和名はまだ無いため「ジバクアリ」などの通称で呼ばれている。 ジバクアリの攻撃は実にユニークで切なく、敵に襲われ劣勢になると自爆して相手を道連れにする。全身に及ぶ特大サイズの大顎(おおあご)腺を持ち、ここに満たされた毒をぶちまけるのだ。 多くのアリは蟻(ぎ)酸という毒を持つ。酸の強さを示す酸解離定数(pKa)で比較すると、酢の原料となる
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