2015年8月16日、RFI中国語版によると、1943年に対日方針協議のためにエジプトのカイロで開催された首脳会談をテーマにした映画「カイロ宣言」で、当時の中華民国代表であった蒋介石が毛沢東にすり替えられていることに非難の声が上がっている。 【その他の写真】 会談は米国、英国、ソ連、中国の代表が開催したものだが、当時の中国は当然「中華民国」で、代表は蒋介石だった。台湾国史館の館長は、「荒唐無稽」と同作を非難、ネット上でも「とんでもない恥知らず」との声が上がっている。 この中国の特色ある社会主義的「カイロ宣言」は反ファシズム戦争・抗日戦争勝利を記念して制作された「叙事詩的大作」という触れ込みで、4種類が作られた宣伝用ポスターにはそれぞれ当時の米、英、ソ連、そして中国の指導者が中心に描かれているが、なぜか中国の指導者が蒋介石ではなく毛沢東になってしまっている。 台湾からはもちろん大反発の声