サルガッソ海 北大西洋の海流図(1943年)。中央の海流に囲まれた部分がサルガッソ海 サルガッソ海(サルガッソかい、Sargasso Sea)は、メキシコ湾流、北大西洋海流、カナリア海流、大西洋赤道海流に囲まれた海域であり、北緯25度 - 35度・西経40度 - 70度に存在し、長さ3,200km・幅1,100kmの範囲となる。浮遊性の海藻サルガッスム(Sargassum、ホンダワラ類)にちなむ。サルガッソー海とも。 概要[編集] サルガッソ海に漂うサルガッスム サルガッソ海の周りで上記4海流が時計回りの大きな渦を作っているため、浮遊物が集まると考えられる。「粘りつく海」といわれるのも、この海藻の集合によるものである。大量の気泡を内包しており、アメリカの沿岸地域に多量に生えているこの海藻が嵐によって海を漂流し、海流に乗ってサルガッソ海に流れ着く。 水流が無く無風状態が続くと、多くの海藻がこ