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ブックマーク / srad.jp/~yasuoka (114)

  • 夫婦別姓と戸籍の氏 | yasuokaの日記 | スラド

    今朝の新聞で、夫婦別姓に関する千葉景子法務大臣のインタビューが一斉に報じられていたので、「民法の一部を改正する法律案要綱」(平成8年2月26日法制審議会答申)を引っぱり出してみた。 第三 夫婦の氏 一  夫婦は、婚姻の際に定めるところに従い、夫若しくはの氏を称し、又は各自の婚姻前の氏を称するものとする。 二  夫婦が各自の婚姻前の氏を称する旨の定めをするときは、夫婦は、婚姻の際に、夫又はの氏を子が称する氏として定めなければならないものとする。 第四 子の氏 一  嫡出である子の氏 嫡出である子は、父母の氏(子の出生前に父母が離婚したときは、離婚の際における父母の氏)又は父母が第三、二により子が称する氏として定めた父若しくは母の氏を称するものとする。 この答申が、その後13年間もたなざらしになってきたこと自体は、確かに「異常」なので、さっさと選択的夫婦別姓を実現したらいいと思う。しかし、

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    ardarim 2009/10/01
    片手落ちどころじゃなさそうだ
  • 高校英語教科書におけるQWERTY配列 | yasuokaの日記 | スラド

    英語における文字頻度とタイプライターのキー配列」(英語教育, Vol.58, No.6 (2009年9月), pp.74-75)の読者から、「現行の高校英語教科書(リーディング)」って何ですか、というお尋ねがあった。隠しておいてもいずれわかることなので、ここではっきり書いておこう。『Power On English Reading』(東京書籍, 2009年2月)という現行の高校英語教科書(リーディング) Lesson 5「The Typewriter―A Lesson in Design」に出てくる、以下のQWERTYネタのことだ(p.74)。 Today's keyboards are not in alphabetical order. Why did the ordering change? It was to overcome a mechanical problem. If a

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    ardarim 2009/08/19
    『第1位の「th」+「ht」や、第2位の「er」+「re」がQWERTY配列上で近接して配置されているのに、第44位の「ie」+「ei」だけを離して配置しても、文字頻度という点では何の意味もない』これって出版社に指摘はしてるのかな?
  • 幻のMS明朝ver3.00 | yasuokaの日記 | スラド

    『新常用漢字(仮称)試案の字体における問題点』の読者から、文化審議会国語分科会漢字小委員会が使っているMS明朝は、ver5.00でもver2.50でもver2.31でもなく、幻のver3.00なのではないか、という指摘があった。 MS明朝ver3.00は2005年にリコーが開発したフォントで、PAGE2006でその一部が公開されたが、結局VistaではMS明朝ver5.00までバージョンが上がってしまった、という幻のフォントだ。確かにそう言われてみると、たとえば2008年7月15日の漢字小委員会の資料2は、全体としてはMS明朝っぽいのだが、「茨」の字体がかなり微妙だ。ver2.xとは4画目が違うし、ver5.00とは5画目が違う。幻のver3.00の字形にすこぶる近い。 だとすると、新常用漢字表(仮称)試案の「鬭」も、MS明朝ver2.31ではなく、あるいはMS明朝ver3.00かもしれな

  • 「人名用漢字以外を子供の名づけに使うには」補足 | yasuokaの日記 | スラド

    全10回の連載が、とにもかくにも最終回まできた。とりあえず、10回分のリンクをまとめておくことにする。 通読していただいた方にはおわかりの通り、第8回が不十分だ。何せ、許可抗告審の判例は「曽」だけしかないので、それ以外の場合、実際にはどうなるのか見当もつかない。特に、高等裁判所がすでに確定証明書を出しているにもかかわらず、最高裁判所で原審破棄差し戻しとなった場合は、いったいどうなるのか。当該の戸籍は市町村長の職権で訂正されるのか、それとも差し戻し審を待つことになるのか。職権訂正された場合は、それに対する不服を、新たに家庭裁判所に申立てるべきなのか。かなり色々な可能性があって、正直なところわからない。うーむ。

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    ardarim 2009/06/05
    使いたくない知識
  • 「示へんの禱」と「ネへんの禱」 | yasuokaの日記 | スラド

    以前から気になっていたのだが、Internet Explorerは特定の日語環境下で、CP932以外の漢字に対し、MSゴシックやメイリオではなくSimsunを表示してしまうことがある。この結果、たとえば「禱」だと、こちらはMSゴシックの「示へんに壽」を意図したつもりが、なぜかSimsunの「ネへんに壽」が表示されてしまう。MSゴシックで「禱」が表示できるにもかかわらず、勝手にSimsunで代替してしまうのだ。 まあ、同じU+79B1だから仕方ないと言えば仕方ないのだが、このあたり、どうも気にする人が多いらしく、人名用漢字の新字旧字「祷」と「禱」にも、文化庁あたりからクレームがついて、あわてて編集さんに直してもらうハメになった。でも、FONT指定できる場合はいいけど、FONT指定の効かないこの日記とかは、さて、どうすればいいのかしら?

  • 「碍」の「常用平易」性 | yasuokaの日記 | スラド

    飛翔体、車椅子、杖、障碍、といふ事例で判ったのは、行政の現場では漢字表記について人名用漢字を準常用漢字として使っている(個々の漢字の常用平易性については裁判所が担保)ってことであったわけですね。誰か碍子クン裁判を起せ!! もじのなまえでの内田明さんのコメントにあったのだが、もし仮に「市町村長の処分に対する不服」を申立てる場合、「碍」に対して、どう「常用平易」性を主張すべきか。人名用漢字以外を子供の名づけに使うにはのケーススタディも兼ねて、試しに考えてみた。 まずは、「碍」の「常用」性。「融通無碍」や「碍子」っていう熟語もあるし、JIS X 0208の第1水準漢字でもあるので、まあ、その方向で闘うことになるだろう。地名や書籍での頻度は、ちょっとスジが悪そうだ。 一方、「碍」の「平易」性。「確」とか「礎」とかが常用漢字に含まれているので、「石へん」に関しては大丈夫そうだが、問題は「つくりの㝵」

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    ardarim 2009/05/25
    デザインが全く違うので気付かなかったけど、「碍」と「得」のつくりって同じだったのか…! 書体によっては寸と一の横棒の長さが逆転してるし縦の比率も違うのに。
  • 人名用漢字になった祷と穹 | yasuokaの日記 | スラド

    昨日の官報をチェックしていたところ、法務省令第24号で「祷」と「穹」が無事、人名用漢字に追加されていた(官報号外第93号pp.1-2)。パブリックコメントに送った私(安岡孝一)の意見が採用されて、ちゃんと になったのは、まあよかった、と言っていいのだろう。 しかし、「祷」を出生届に認容する神戸家裁伊丹支部の審判(平18(家)1016号)が2007年2月23日、「穹」を出生届に認容する大阪家裁の審判(平18(家)7444号)が2007年4月10日だから、この子供たちは、もう2歳の誕生日を過ぎているはずだ。しかも、法務省側の即時抗告から大阪高裁決定(2008年3月18日)まで1年もかかった上に、大阪高裁決定から戸籍法施行規則改正(2009年4月30日)までさらに1年あまり。人名用漢字を増やすのは、あまりに骨の折れる作業だ。 これで人名用漢字は985字になったのだけど、さて、世の中の人たちは、ど

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    ardarim 2009/05/08
    名付けに使える漢字なんて、普通の人は子供が生まれた時しか気にしないだろうしなあ。普段から気にかけてる人なんかほとんどいないだろう…
  • ETAOIN SHRDLUの誤訳 | yasuokaの日記 | スラド

    蒼穹の回廊でヒュー・ケナーの『機械という名の詩神』(上智大学出版, 2009年1月)を教えてもらったので、早速、図書館で、最初の章「Etaoin Shrdluの思い出に」を読んできた。 タイピストなら誰でも知っていることだが、この種のタイプライターと類似している「ワード」と呼ばれるタイプライターは「クワーティキーボード」(英字キーの最上列がQ、W、E、R、T、Y、U、I、O、Pの順になっている一般的なもの)を採用している。このキーボードの配列は、明らかに、タイプを打つ指の速度を落とすことを目的としている。それによって初期のタイプバーの動きにもつれが生じるのを防ぐためである。このキーボードの配列は存続して現在に至っている。なぜなら、だれももうこれ以上新しいことを学びたくないからである。(p.15)

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    ardarim 2009/04/23
    これは恥ずい
  • 『官報』の印刷書体 | yasuokaの日記 | スラド

    新常用漢字表試案への意見を書くために、『官報』文の印刷書体に関して調査した。忘れてしまわないうちに、ここにメモしておこうと思う。 『官報』文の印刷書体が、現在のMFHSMincho-W3に変更されたのは、大蔵省印刷局時代の平成11年3月(たぶん8日)である。「次」「牽」「嚇」「謁」の字形の特徴からすると、中身はどうやら、DF平成明朝体W3か、あるいは当時のJS平成明朝体W3のようだ。ただし、新常用漢字表(仮称)試案のJS平成明朝W3[JISX0213:2004]と違って、『官報』印刷書体は表外漢字字体表を完全に無視している。「遡」は1点しんにょうで印刷されているし、「填」のつくりは「真」だ。もちろん、平成11年3月時点では、表外漢字字体表は答申されていなかった(試案は既に報告されていた)し、JIS X 0213もまだ制定・改正されていなかったのだから、PDFでの閲覧をも考慮したシステム

  • 新常用漢字表(仮称)試案のJS平成明朝W3[JISX0213:2004] | yasuokaの日記 | スラド

    昨日の発表でも話したが、新常用漢字表(仮称)試案の2131+364字のうち、緣溫槪渴虛揭硏黃殺涉狀巢徵剝倂步每欄虜淚類戾曆歷鍊廊錄はBatang (ver2.21)、鬭はMS明朝(ver2.31)で、残る2467字は全てJS平成明朝W3[JISX0213:2004]だ。物の平成明朝体ではない。 私の調べた限り、JS平成明朝W3[JISX0213:2004]は、表外漢字字体表に用いた平成明朝体との間で、茨淫牙葛僅隙鍵梗餌哨煎詮遡遜嘲捗溺賭謎箸蔽蔑が微妙に異なる。つまり、新常用漢字表(仮称)試案は、表外漢字字体表の印刷標準字体とは、必ずしも合致しないということだ。どうせ平成明朝体を使うのなら、なぜ物の平成明朝体を使わないんだろう?

  • 新常用漢字表(仮称)試案2131+364字 | yasuokaの日記 | スラド

    パブリックレビューに付された新常用漢字表(仮称)試案が、全ページ300dpi画像という恐ろしい状態なので、とりあえず2131+364字の一覧表を作ってみた。「ざびしい」なんていうワケの分からない訓もあるが、とりあえずそのまま打ってある。でもこのやり方だと、「遡」が2点しんにょうで表示されるか1点しんにょうで表示されるか、結局ブラウザ次第ってことかな。 亜(亞) ア 哀 アイ,あわれ,あわれむ 挨 アイ 愛 アイ,[え] 曖 アイ 悪(惡) アク,オ,わるい 握 アク,にぎる 顎 あご 圧(壓) アツ 扱 あつかう 宛 あてる 嵐 あらし 安 アン,やすい 案 アン 暗 アン,くらい 以 イ 衣 イ,ころも 位 イ,くらい 囲(圍) イ,かこむ,かこう 医(醫) イ 依 イ,[エ] 委 イ,ゆだねる 畏 イ,おそれる 威 イ 胃 イ 為(爲) イ 尉 イ 異 イ,こと 移 イ,うつる,うつ

  • 新常用漢字表(仮称)試案の意見募集開始 | yasuokaの日記 | スラド

    「新常用漢字表(仮称)」に関する試案がパブリックコメントに付されたので、とりあえずチェックしてみた。ざっと見た限りでは、「龍」も「眞」も「倂」も「渴」も、1月29日の文化審議会総会での配布資料そのままの字体だ。また「鬭」は、どうやらMS明朝v2.3xで印刷されており、したがって、最新のMS明朝v5.0とは異なる字体になっている。結局、Windows Vistaでの字形変更(ここの図4の下から2つ目、およびここの図10の下から2つ目も参照)や、JIS X 0213の例示字体を、完全に無視した形になったわけだ。 つまり、少なくともこれらの旧字に関しては、あえて常用漢字表とは異なる字体を新常用漢字表(仮称)試案では採用していて、しかもそれらのうちいくつかはBatangやMS明朝v2.3xによるものだ、ということだ。ちゃんとした結論を出すには、もうちょっと細かくチェックする必要があるのだけど、さて

  • ケータイの絵文字がJTC1/SC2/WG2へ | yasuokaの日記 | スラド

    ケータイの絵文字をISO/IEC 10646に追加する提案が、3月5日付でANSI INCITS/L2 (Unicode Consotium)からJTC1/SC2/WG2に送られてきた、という連絡があった。N3582が提案文書で、中味はN3583なんだけど、ざっと見て目をひくのが、「EMOJI COMPATIBILITY SYMBOL」なんていう謎の文字が66個も含まれてることだ。 U+1F600に提案されてる文字は、どんな字形なのかハッキリしない(っていうか、四角に「EC 1」って何?)のだが、Internal IDがe-E10だから、これは元々は提案に入れない予定だった「i-modeマーク」ってことになる。次のU+1F601はe-E11だから「枠付きのi-modeマーク」、その次のU+1F602はe-E12だから「docomoのD」…。これらはいわゆる「i-mode隠し絵文字」なので、

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    ardarim 2009/03/10
    CJK互換漢字みたいなウラ技なんだろうか…
  • 人名用漢字になりそうな祷と穹 | yasuokaの日記 | スラド

    それだと、別表第二の二にある「括弧内の漢字は、戸籍法施行規則第六十条第一号に規定する漢字であり」っていう注と、モロにバッティングしちゃう。だって、第六十条第一号は「常用漢字表に掲げる漢字」なのに、「禱」は常用漢字じゃないんだもん。つまり、この省令案は、このままだと明らかに矛盾してるので、せめて以下のようにすべきだと思う。

  • 「新常用漢字表(仮称)」のカッコ書き | yasuokaの日記 | スラド

    1月29日の文化審議会総会の配布資料が公開されたので、「新常用漢字表(仮称)」に関する試案をざっとチェックしてみた。まだ、流し読みした程度だが、やはり、どう見ても平成明朝体だ。だとすると、現在の常用漢字とは微妙に字体が変わってしまう。常用漢字1940字に関しては、まあそれでも「書体設計上の表現の差,すなわちデザインの違い」に収まる(はずだ)が、カッコ書きの漢字については、そうはいかない。 たとえば「竜(龍)」の「龍」は、1画目の縦横が変わってしまっていて、「デザインの違い」には収まらない。「辺(邊)」の「邊」も、穴かんむりに見えるあたりが「デザインの違い」ではないだろう。「称(稱)」の「稱」、「真(眞)」の「眞」、「慎(愼)」の「愼」、「鎮(鎭)」の「鎭」なんかも、かなり字体が変わってしまっている。これらは「明治以来行われてきた活字の字体とのつながりを示すために添えたもの」だったはずなのに

  • 平成明朝体の(新)常用漢字表 | yasuokaの日記 | スラド

    昨日の文化審議会で、「新常用漢字表(仮称)」試案2131字が承認されたらしいのだが、追加191字もさることながら、残る1940字も微妙に心配になってきた。というのも、少なくとも漢字小委員会の資料では、追加191字は平成明朝体で印刷されているのだ。なので、もし残る1940字にも平成明朝体が使われるとすると、現在の常用漢字表とは微妙に字体が異なってしまう。たとえば、なんでやねんDTPで話題になってた「次」は、現在の常用漢字表ではCID=13800っぽいが、平成明朝体はもちろんCID=2253だ。あるいは、カッコ書きの中だと「竜(龍)」の「龍」なんてのも、CID=14087とCID=3966でアブナそうだ。他にも色々あるような気がするのだが、このあたり、いったいどうなってしまうんだろう?

  • (新)常用漢字とJIS改正 | yasuokaの日記 | スラド

    福岡のUnicodeさんのとこにコメントしながら思ったのだが、常用漢字が変わった場合、どのJISを改正する必要が生じるだろう? とりあえずJIS X 0208は、現在の「常用漢字表」の音訓を“[常]”で示しているので、少なくともその点は改正の必要がある。追加される191字も問題だが、規格としては、むしろ「銑」「錘」「勺」「匁」「脹」から“[常]”を外す方が先決だろう。それをやった上で、他の音訓の追加をやるなり、例示字体を変更するなり、あるいは「𠮟」「塡」「剝」「頰」を別区点に追加(つまりは包摂分離)するなり、必要な改正をおこなうことになるだろう。 それからJIS Z 8903も当然、改正の必要がある。何せタイトルに「常用漢字」を含んでいるのだ。しかし、191字もの原版用書体を新たに起こすとしても、「」なんてどうやってデザインするんだろう。あるいは、無理矢理デザインしたとしても、「」な

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    ardarim 2009/01/27
    規格同士がいろいろディープリンクしちゃってるのがよくなかったんだろうなぁ。DBじゃないけど一度どこかで冗長を排除して正規化したほうがいいのでは。Webと違ってすぐ更新できるわけでもないしね…
  • 「𠮟」と「叱」の出現頻度 | yasuokaの日記 | スラド

    「漢字出現頻度数調査(2)」(文化庁, 平成12年3月31日)と「漢字出現頻度数調査(3)」(文化庁, 平成19年3月31日)と「漢字出現頻度数調査(新聞)」(文化庁, 平成19年3月31日)と「漢字出現頻度数調査(ウェブサイト)」(文化庁, 平成19年12月10日)を見るチャンスがあったので、「𠮟」(口へんに七)と「叱」(口へんに匕)の出現頻度をチェックしてみた。 新凸版調査(平成11年) 𠮟:313回, 叱:794回 凸版(3)調査(平成16~18年) 𠮟:1218回, 叱:2172回 朝日新聞調査(平成18年10~11月) 𠮟:31回, 叱:0回 読売新聞調査(平成18年10~11月) 𠮟:0回, 叱:18回 ウェブサイト(平成19年2~6月) 𠮟:0回, 叱:30405回 朝日新聞調査では「𠮟」が圧倒的に多いものの、他の調査では「叱」の頻度の方が明らかに高い。これらの

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    ardarim 2009/01/27
    何か『結論ありき』にしたい理由があったりするんだろうか?
  • 安岡孝一の日記: 「口へんに七」と「口へんに匕」

    小形さんのとこ経由でいただいた一昨日の漢字小委員会の資料をチェックしていたのだが、『「新常用漢字表(仮称)」に関する試案(案)』の「追加字種における字体の考え方」にカチンときた。 当該の字種における「最も頻度高く使用されている字体」を採用する。 「表外漢字字体表」の「印刷標準字体」及び「人名用漢字字体」がそれに該当する。(「表外漢字字体表」の「簡易慣用字体」を採用するものは,頻度数に優先して,生活漢字としての側面を重視したことによる。) 教科書や国語辞典をはじめ,一般の書籍でも当該字種の字体として広く用いられている。例えば,上述の「漢字出現頻度数調査A」では,

  • (新)常用漢字と携帯電話 | yasuokaの日記 | スラド

    小形さんのとこ経由でいただいた一昨日の漢字小委員会の資料を、ざーっとチェックしていたのだが、(新)常用漢字表の〔表の見方〕にある以下の付則は、かなりタチが悪い。 情報機器に搭載されている印刷文字の関係で,表の掲出字体とは異なる字体(掲出字体「頰・賭・剝」に対する「頬・賭・剥」など)しか使用できない場合については,当該の字体の使用を妨げるものではない。 この付則を額面どおり受け取ると、携帯電話とかのJIS X 0208搭載機器では、(新)常用漢字への移行が非常にまずい形でおこなわれることになる。「剥」を搭載した現状の機器に対し、39区77点をそのまま「剝」に入れ換えるだけ、という対応がもっとも現実的ということになるのだ。この方法はJIS X 0208には違反しないが、ISO 10646との変換を考えると、かなり危険な選択肢だ。それを、(新)常用漢字が勝手に「どちらでもいい」と言ってしまうわ