【アテネ】ギリシャのアブラモプロス外務相は24日、第2次世界大戦の賠償をドイツに求める考えを明らかにした。 現実になれば、ギリシャ救済策への拠出額が最も多いドイツとギリシャの関係が試されることになる。 アブラモプロス外務相は議会で、ギリシャはドイツから戦争賠償を受けることをあきらめたことはないとし、今後はどのように請求するかを決定すると語った。 アブラモプロス外務相は「必要なあらゆる措置を推し進めている」と述べた。「厳しい占領期間中のギリシャ人の苦痛に関する正義・真実の回復」が必要だと訴え、 ドイツ占領中は「他国に例を見ないほどギリシャ国民が苦しみ、飢え、略奪された厳しい時期」だったと表現した。 ドイツ財務省の担当者は、約70年前のギリシャ占領に関連した補償の問題は解決済みだとするこれまでの見解を繰り返した。 アブラモプロス外務相は請求額には触れなかったが、地元メディアは財務省の専門家チー