今回はマンガの話じゃありません。 日本人にとって、映画「スパイダーマン」の最大の謎は、なぜヒロイン役がキルスティン・ダンストなのかという点でありました。日本人の好みから言って、美人かどうかが微妙なところ。アッチじゃああいうのが美人なのかな、金髪碧眼はやっぱ強いなー、なんて考えておったのですが、どうやらそうでもなかったらしい。 この謎にすっぱり答えてくれる名著が、長谷川町蔵/山崎まどか「ハイスクールU.S.A.-アメリカ学園映画のすべて」であります。 「学園映画」というジャンルが確立されているわけではありませんが、その傾向を持つ映画をできるだけ集めてアメリカのティーン文化を読み取ろうという試み。著者たちの対談で構成されており、めったやたらとくわしく膨大な脚注も付いていて、楽しくかつ役に立ちます。 アメリカのハイスクールといえばあれですね、ジョックスとかナーズとかギークとかゴスとか呼ばれる学内
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