「とにかく足りない。作れば、作っただけ売れる」「世界的に需要が盛り上がっている」。かつて「電線御三家」といわれた古河電気工業、住友電気工業、フジクラの3社が絶好調だ。 牽引するのは光ファイバーをはじめとする光関連事業だ。光ファイバー網や無線通信、携帯電話基地局、データーセンターを結ぶネットワークは、大容量化、高速化、クラウド化に対応して技術は日進月歩。こうした情報通信インフラの高度化が進展する中で、新たな投資も拡大している。 自動車関連と並んで情報通信部門が育つ 「電線御三家」といっても死語に近い。というのも、3社の売上高に占める「電線」の比率がきわめて小さいからだ。 各社とも電線事業は縮小し、電線を独立した事業セグメントとして公表する企業はなくなった。その一方で、共通する主力部門が「自動車関連」。自動車の電装品をつなぐワイヤーハーネスが中心だが、最近では「軽量化に対応したアルミハーネス」
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