先月31日、第49回衆議院議員選挙が終わった。苦戦を予想されていた自民党だったが、フタを開けてみれば単独過半数を確保する勝利。逆に立憲民主党を中心とする“野党共闘”は、思ったほど議席を伸ばすことができなかった。 このマガジンの読者であっても、それぞれに思想信条は異なるだろう。だからこそ、今回の選挙結果に胸をなで下ろした方もいれば、ひどく落胆した方もいることと思う。だが、私たちが肝に銘じておく必要があるのは、決して「選挙を“ゴール”にしてはならない」ということだ。選挙は「誰が仕事をするか」を決めるイベントだが、本当に大事なのは「その人たちの仕事ぶりはどうか」をきちんとチェックすることだと思っている。 にもかかわらず、私たち有権者の多くは、選ぶところまでは責任を持つが、選ばれた人がどんな活動をしているかには無関心だ。これでは、政治はいつまでも“政治家のもの”であり続けてしまう。政治を“私たちの
![選挙特番での“あの振る舞い”に、どうしても言いたいこと。|乙武 洋匡](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/c9a4f6a59ea209ce4cca0f6ef69470bb2422ad35/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fassets.st-note.com%2Fproduction%2Fuploads%2Fimages%2F64710903%2Frectangle_large_type_2_1343b2a407aa4bae5782cb213ab4a6a6.jpg%3Ffit%3Dbounds%26quality%3D85%26width%3D1280)