“全階級を通じて最強”と称されたロマゴン(左)が同じ相手に連敗。一時代の終えんを告げる瞬間だった 【Photo by Jeff Gross/Getty Images】 “一時代の終わり”――。瞬間、そんな言葉が頭をよぎったボクシングファンは多かったはずだ。絶対的な存在だった名王者が倒れるとき、私たちは得てして喪失感を抱くもの。2017年9月9日(米国時間)は、紛れもなく軽量級の歴史の1ページに刻まれる1日になることだろう。 この日、カリフォルニア州カーソンにあるスタブハブセンターで行われたWBC世界スーパーフライ級タイトルマッチで、王者シーサケット・ソールンビサイ(タイ)が同級元王者のローマン・ゴンサレス(ニカラグア)に4ラウンド1分18秒でKO勝ち。初防衛戦に臨んだ30歳の王者が、4階級制覇王者から2度のダウンを奪う完勝だった。今年3月に微妙な判定ながらそれまで46戦全勝(38KO)だっ
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