第101回全国高校野球選手権大会岩手大会の決勝が25日、盛岡市の岩手県営野球場で行われ、最速163キロの球速で注目の佐々木朗希を擁する大船渡は、米大リーグ、エンゼルスの大谷翔平の母校、花巻東に2-12で敗れて、35年ぶりの甲子園大会出場はならなかった。3年生の佐々木は出場することなく、高校生最後の夏が終わった。 佐々木は24日の準決勝では129球を投げて完封していた。大船渡の国保陽平監督は「投げられる状態であったかもしれないが、私が判断した。理由としては故障を防ぐこと」と試合後に語った。目の前の勝利より、佐々木の将来を考えたのかという報道陣の質問には「そういうわけではない。佐々木が投げなくても勝ちを目指した」と回答した。 佐々木は4月、今夏に韓国で開催される18歳以下によるU18ワールドカップ(W杯)の高校日本代表1次候補合宿で、プロ野球中日のスピードガンで163キロを計測。今大会では19