羽海野チカ先生の新作「3月のライオン」が発売されました。もうネコもしゃくしも3月3月っすよ。書店では大プッシュですよ。 しかしそれも納得。自分は将棋をさっぱりわかりません。動かし方くらいしか分かりません。しかしそこに向かう人間の苦悩や熱い思いはもちろんのこと、何かすごいことが盤面で行われている事を鼻先に突きつけてくるんだこのマンガはよ!少女漫画のように繊細に、少年マンガのように雄雄しく。 まさに春間近あたたかな「3月」で、たけり狂う様は「ライオン」です。 そんなわけで自分にとってこれは、あまりに夢中になって読んだために電車で駅を乗り過ごした上に、戻りの電車がないという大惨事を経験させてくれたマンガなのです。 はて、おそらくこの作品に対して多くのレビューが寄せられている事と思います。しかし今の時点では自分は主人公の心情がいまいち理解しきれていません。流れるテーマもまだ困惑しています。非常にラ