2010年12月10日 ■中長距離砲に関するエトセトラ 唐突ですが、上表は昨季と今季のJ1リーグ戦におけるペナルティエリア(以下、PA)内外別のシュート数とその割合を示しています。今季は昨季に比べ、PA内外の両方でシュート数が増加しました。また、昨季と異なり総数の半分以上のシュートがPAの外から放たれており、中長距離からより積極的にゴールをねらっていたことがうかがえます。 同じようにして得点数とその割合を見てみると、PA内で記録したゴールは14点減りましたが、PA外は09年の129点から10年は166点に増加。 この背景の1つには、今季に公式球として用いられたジャブラニの存在が挙げられるかと思います。空気抵抗が小さくなるなどボールの改良が進んだことにより、球足が速くなるとともに「ブレ球」などがけり易くなり、GKが中長距離からのシュートに対処しづらくなったといわれています。では、実際にセーブ