常々、昨今のMMORPGはまずは見た目、次はゲームシステムという部分にばかり、目が向かう。それは家庭用ゲームも然りでゲームとはゲームシステムの変化と疑わない人も居る。 だが、自分がMMORPGが他のゲームと違うと感じたのは、他の人と「生きている」が感じられた体験だった。そして、今、MMORPGを遊ばないのは単に時間がないからが大きいが、仮にゲームシステムがどうだろうと、見た目がどうだろうと体験的には過去をなぞる程度から変わっていない事が大きい。 最初はただ、他人がゲーム内でゲーム内のキャラクターとなり、一緒にそのフィールドを走るだけでも楽しかった。未知なる敵に死にそうになったり、他人そのものから殺される痛み。どれも現実のように心に刻まれていった。 だが、ゲームに習熟していくにつれ、死にそうになっても蘇生や町に帰れば復活できたり、単に自分が回復を怠っていた、または力量を計れなかったのが問題と