4月5日、人気アニメ「ラブライブ!」の公式サイトが乗っ取られ、Webサイトに「ラブライブは我々が頂いた!」と表示される事件が発生し、Twitter上などでも大きな話題になりました。 Webページの改ざんというと、Webサーバに対する不正アクセス・侵入が原因となるケースが多いのですが、今回は違います。改ざん後の書き込みによると、公式のアニメ制作会社などとは無関係の第三者がドメイン名移管プロセスの穴を突き、堂々と移管申請を行って「lovelive-anime.jp」というドメイン名を乗っ取ってしまった結果です。 この一件は、ドメイン名というものが高い価値を持つようになったにもかかわらず、その申請・管理プロセスに穴があることを広く示しました。ひいては、「ドメイン名の管理はIT管理者に任せておけばいい」といった意識を変え、ドメイン名のライフサイクルを見据えた管理の在り方を考える必要性も示唆している