今年も確定申告の時期が近づき“税金”や“節税”に注目が集まる時期になってきました。 “節税”というと、一般的なものでは自営業者が経費をなるべく多く計上して事業の利益を減らす、ということが挙げられ、税金が給与から天引きされるサラリーマンにはあまり縁がないものと考えられがちですが、決してそんなことはありません。『税務署員だけのヒミツの節税術 – あらゆる領収書は経費で落とせる【確定申告編】』(大村大次郎/著、中央公論新社/刊)は、「サラリーマンのほとんどは税金を払いすぎている」として、会社員でもできる節税術を紹介しています。 ■節税のポイントは「いかに所得控除を増やすか」 サラリーマンの節税は、考え方としては自営業者と同じで、いかに所得税を減らすか、言い換えれば「いかに課税所得を減らすか」ということに尽きます。 多くの方がご存じのとおり、所得税は 【課税所得(給与収入から所得控除を差し引いた額