ボウリング場の「ラウンドワン」は、店舗によってはビリヤードやゲーム機、フットサル場などを揃える総合アミューズメント施設でもあります。近年はコロナの感染拡大に伴って売上高が急激に減少しました。 しかし、コロナ後の方針をみると2023年3月期は売上高1297億円と、同社過去最高の1048億円(2020/3期)を上回る強気の予測を立てています。実はアメリカ、中国への進出を進めており、これが業績を牽引しているようです。海外進出がラウンドワンにどの程度の恩恵をもたらしているのか、そして具体的にどのような戦略をとっているのか決算資料を基に紐解いていきます。 総合アミューズメント施設として勢力拡大 ボウリング場の数は1972年に3000店を超えた後、1975年には2000店舗を下回り、2010年以降は1000店舗以下……と減り続ける一方です。競技人口も2000年に3200万人近くいましたが、近年では10