ブックマーク / note.com/tiyu (7)

  • 『愛と誠』電子版の「基本的に発表当時の表現」という嘘|ちゆ12歳

    ※この記事は9月18日に更新しました。マガジンとしては「8月分の記事」のところ、更新が遅れてしまっており、大変申し訳ございません。 概要現在「ヤンジャンアプリ」で配信中の『愛と誠』について。 毎回、最後にこういうページが表示されるのですが、 これは嘘で、実際には「不適切と思われる用語や表現」を差し替えたものが使用されています。 たとえば、第46話の3ページ目には、こういう変遷があって……。 ヤンジャンアプリの電子版は「発表当時の表現」ではなく、1995年版を受け継いだものみたいです。 ほかの例を挙げると、第90話の会話シーンはこんな感じ。 これも、ヤンジャンアプリでは1995年版と同じ台詞でした。 その他、確認した範囲では、電子版の台詞はどれも1995年版と同じでした。 変更自体の是非はともかく、少なからず表現を変えているのに「基的に発表当時の表現を使用」としているのは、良くないと思いま

    『愛と誠』電子版の「基本的に発表当時の表現」という嘘|ちゆ12歳
  • 「スカートめくり」自体は『ハレンチ学園』以前からあった|ちゆ12歳

    これについて、「漫画表現のせいで現実のスカートめくりが発生した」のはほぼ事実です。これは発端になった漫画を描いた永井豪先生も自分で認めてらっしゃいます。その後「まいっちんぐマチコ先生」でさらに大流行となり、女児被害者が多発、PTAが猛抗議し、連載差し止めになる等大騒ぎになりました。 https://t.co/JnHuInQgVE — しお(汐街コナ) (@sodium) January 11, 2023 そいで、「『漫画表現のせいで現実のスカートめくりが発生した』のはほぼ事実」というのは事実なの? みたいな件について、いちおう、出せる資料だけ出しておこうかな……と思いました。 「スカートめくりの元祖」さて、ツイートで「発端になった漫画」と言われているのは、永井豪先生の『ハレンチ学園』です。 実際、『少年ジャンプ』誌上でも、『ハレンチ学園』を「スカートまくりの元祖」と宣伝していました。 週刊

    「スカートめくり」自体は『ハレンチ学園』以前からあった|ちゆ12歳
  • 市販の画集をバラバラにして額に入れてメルカリで売る輩など|ちゆ12歳

    「額装品」問題人気漫画家が「イラスト集」を出すことがあります。 たとえば、これは井上雄彦先生の画集なのですが……。 こういうをバラバラに分解して、ページごとに額に入れて「額装品」として売っている人がいます。 この出品では、元の画集が2000円くらいなのに、2ページだけ切り取って額に入れたものが4000円で売れております。 商品の説明としては、 「雑誌、広告、写真集などの印刷物をカットして丁寧に額装した物」 「出版物の原をベースにしており、コピーなどは一切ございません」 ということで、ヤフオクで「雑誌の切り抜き」を売っているのと同じ……みたいな理屈らしいです。 (「額装品」で誤認させる気マンマンだとは思いますけど) この件については、江口寿史先生が何度か注意喚起しておられます。 (私の過去ツイートでは、「名シーンの右半分だけの額装品」のことをツイートしたことがありました) ヤフオクやメル

    市販の画集をバラバラにして額に入れてメルカリで売る輩など|ちゆ12歳
  • 日本スーパードッジ連盟(コロコロ)vs日本ドッジボール協会(ボンボン)|ちゆ12歳

    前置き『ドッジ弾平』のこと『炎の闘球児 ドッジ弾平』は、1989年から『コロコロ』で連載した漫画です。 『コロコロコミック』1989年11月号「ドッジボールはガキの遊びではない!!」と叫んだ小学生が、ドッジボールをバカにした大人の顔面にボールを叩き込んで失神させるという、衝撃の第1話からスタート。 その後も、巨大な小学生たちが「がああっ!!」「きええっ!!」などと雄叫びをあげながらボールをぶつけ合ったりする、格闘球技漫画でした。 『ドッジ弾平』第9巻上のコマは一見「顔面セーフ」ですが(そういう問題?)、『弾平』でやっていたのは普通のドッジボールではなく「スーパードッジ」なので、顔面にも当たり判定があり合法でした。 スーパードッジルールQ&A(小学館『ドッジボール入門』)執筆サイドとしては顔に当たってメガネが飛び散る方が「絵になる」という都合もあって、『ドッジ弾平』のボールはやたら顔面に当た

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  • 「飛影はそんなこと言わない」は、本当は言ってない件(岡田斗司夫さんの記憶違い)|ちゆ12歳

    今日の記事は、ちょっといまさらな話題で恐れ入ります。 だいたいの情報はニコニコ大百科の「飛影はそんなこと言わない」の記事に書かれているような、有名な話です。 ただ、ニコニコ大百科の記事では、「飛影はそんな事言わない」というフレーズが最初に世に出たと思われる『オタクアミーゴス!』に関する記述がありません。 検索してみると、大百科を丸パクリしたような「いかがでしたかブログ」も上位に多くて、微妙にパーツの欠けた情報が広まっているようでした。 少なくとも、1997年に岡田斗司夫さんが「飛影はそんな事言わない」を広めたことは確かなので、その話を書かせていただきます。 「飛影はそんな事言わない」の初出「飛影はそんな事言わない」というフレーズが最初に広く世に知られたのは、たぶん、1997年3月出版の『オタクアミーゴス!』ではないかと思います。 ※「オタクアミーゴス」は、岡田斗司夫さん、唐沢俊一さん、眠田

    「飛影はそんなこと言わない」は、本当は言ってない件(岡田斗司夫さんの記憶違い)|ちゆ12歳
  • 某宗教が布教目的でYouTubeに投稿した動画『ケモノガタリ』について|ちゆ12歳

    この記事の編は無料で、普通に編最後までお読みいただけます。 (無料部分のあとに、定期購読してくださっている方に向けた「オマケ」が少しありますが、そこは余談です。無料の部分だけ、飽きるあたりまでお読みいただけると嬉しいです) 2020年7月20日、YouTubeに『ケモノガタリ』という動画が投稿されました。 基的な内容は、次のような感じです。 その「3人の大学生」というのが、こちらのケモノたち。 彼らが居酒屋で飲みながら、よさげなノリと雰囲気で、ちょっとマジメに哲学的なトークをする……みたいな感じです。 「優等生で頭の良いシカ(望月)」 「意識高い系でリア獣のライオン(山下)」 「マイペースなオタクのヒツジ(田中)」 という3人(3頭?)が主役。 オープニングでは、センスよさげな音楽に合わせて、3人がオシャレっぽく踊っています。 私はセンスとかオシャレとかポップとか全然わからなくて、感

    某宗教が布教目的でYouTubeに投稿した動画『ケモノガタリ』について|ちゆ12歳
  • 「だいしゅきホールド騒動」顛末記|ちゆ12歳

    2020年3月、ツイッターで、だいしゅきホールドに関する騒動がありました。 ある人が、「自分はだいしゅきホールドの発案者だ」とカミングアウト。 それに対して、「あれは嘘で、当の発案者は自分だ」と対抗カミングアウトする人が現れたのです。 前代未聞のだいしゅきホールド人狼。 事態の収拾は難しいと思われましたが、両者の過去の発言ログが精査された結果、騙りが破綻。 村人陣営の勝利でした。 さて。 今日の記事では、この騒動の顛末を、私なりにまとめさせていただきます。 しかし、この騒動については、無料でいくらでも情報が見つかります。 こんな有料の記事を、わざわざ読む必要はないので、お気をつけください。 この記事には、「ちゆ12歳によるまとめ」であるということ以外に、何のアピールポイントもございません。 「ちゆ12歳のマガジン」をご購読くださっている方だけを対象に書いた身内向けの記事なので、ご留意くだ

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