デトロイトの Seth Troxler とニューヨークの Phil Moffa によるユニットの5年ぶりの2ndアルバム。全8曲、45分。 強弱併せ持つビートでうねるグルーヴにコズミックなシンセ・サウンド、そこにトランペット、ギター、シタールといった生楽器、そしてヴォーカルがゲスト・ミュージシャンによって添えられる。 アルバムの頂点は Lvv Gvn の流麗なヴォーカルをフィーチャーした M-5 “Click”。その他、ホーンを伴うダブ・サウンド M-2 “Scram City”、ノイジーで不穏な M-6 “Metro Cafe”、Adam Ohr が印象的なフレーズを繰り返す M-7 “Mirage” など。 それなりに変化のある曲構成だけど、曲間がシームレスなこともあって、全体としてエレクトロニック・ミュージックの上質なアルバムにまとまっている。 Lost Souls Of Satur