観光客用の駐車場はオープンから1時間たらずで満車になった=28日午前9時9分、徳島県鳴門市の鳴門公園第1駐車場、大隈悠撮影 高速道路の値下げが始まり、各地の観光地は他府県ナンバーの車でにぎわった。 白壁の建物が並ぶ岡山県倉敷市の美観地区。市営駐車場には午前7時前から、「神戸」「なにわ」など県外ナンバーの車が次々と入ってきた。中には「青森」や「札幌」も。長崎県島原市から来た夫婦は、27日朝に大分自動車道玖珠インターチェンジ(IC)から乗車。山陽道の福山サービスエリア駐車場で夜を明かし、28日午前7時過ぎに倉敷ICで降りた。妻(53)は「料金所で金額が千円と表示された時には思わず『やった!』と叫んでしまいました。あちこち旅行したい」と笑顔を見せた。 徳島県鳴門市の鳴門公園の駐車場も、9割以上の車が県外ナンバー。渦潮見物の水中観潮船「アクアエディ」は、渦が見頃を迎える午後0時50分前後の6