若者の間で「フィルムカメラ」が流行っている。 デジタルカメラやスマホカメラでは表現できない画質、雰囲気が若い世代に受け入れられたのだ。 思えば2000年代までは、近所の写真店だけでなくコンビニエンスストアなどでも難なく購入することができた写真用フィルム。しかし、そこには昨今の国際情勢と物価高が大きな影を落としている。 久々に若者が足を通うようになった街の写真店では、物価高に対する嘆きが絶えない。 なぜ若者がフィルムカメラに注目するのか スマホカメラを含むデジカメは、設定次第ではあるが最終的な写りがシャープになるようにできている。 その場の景色を正確に写実するということでは、デジカメはそのパフォーマンスを十二分に発揮する。しかし、写実的な画像はあまり面白くない。だからこそ、若者はスマホで撮影した写真をわざわざ加工アプリで作り直す。色合いを変えて、写実的な画像からあるテーマに沿った描写的な画像
