こんにちは。 数年前に週刊少年マガジンで連載されて話題になった、聴覚障害の女の子とその周囲の人間模様をテーマに描く作品「聲の形」。アニメーション映画になり、概ね好評だそうです。僕はこの映画をまだ観ていないので映画についての感想をどうこう書けないけど、いい機会だと思ったので自宅にある原作全7巻を読み直してみました。 ネットなどでは「感動した」「いい映画」などという好意的な声や「実際の聴覚障害はこんなもんじゃない」 「障害を美化しすぎ」「感動ポルノ」という厳しい意見もあったりで賛否両論なんだけど・・・原作をあらためて読んだ感想としては「自分勝手な物語」っていうところに尽きる印象だったりします。 この物語は高校生の石田将也が聴覚障害の少女、西宮硝子と数年ぶりに再会したことで思い起こされる少年時代の回想から始まります。小学生時代の石田は退屈と戦うための度胸だめしに友だちと川に飛び込んだり、メチャ