聖火が消えてから、はや4カ月近くたったが、熱戦の記憶はいまも鮮明によみがえる。「開催して本当によかった」とは、多くの国民が胸に抱く感慨ではないか。 新型コロナウイルス禍の話題に明け暮れた1年の中で、今夏の東京五輪・パラリンピックは、感動と興奮、心の解放を味わえる特別な時間を届けてくれた。 感染状況が予断を許さない中、海外から5万人を超える関係者が訪日することで、さらなる市中感染の広がりを懸念する声は強かった。各メディアの世論調査では開催に懐疑的な声が8割近くを占めた時期もある。選手村や競技会場などを感染源として、「東京株」「五輪株」が世界に拡散すると煽(あお)る報道も目についた。 対策徹底が成功導いたその中でも一貫して「開催」を支持した菅義偉前首相の姿勢は高く評価されるべきだろう。 大会を成功に導いたのは徹底した感染防止策である。政府による厳格な水際対策と、大会組織委員会などによる100万
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