「犬神家の一族」の4Kデジタル修復版が上映される「角川映画祭」は、東京・テアトル新宿、大阪・シネ・リーブル梅田などで開催=(C)KADOKAWA 映画の世界で、「4Kデジタル修復」が急ピッチで進められている。フィルム本来の持ち味をデジタルデータ化する技術により美しくよみがえった名画は、国内外の映画祭で上映されたり、有料会員サービスの集客の目玉の一つになったりしている。「いま修復しなければフィルムしかない名画は死んでしまう」という映画人の焦りも背景にはある。 「もうちょい、締めておこう」「うん。それぐらいにしまひょ」 映像制作大手、Imagica(イマジカ)エンタテインメントメディアサービスの試写室を訪ねたら、名匠、増村保造(やすぞう)監督の「赤い天使」(昭和41年)の4Kデジタル修復作業が行われていた。 声の主は撮影監督、宮島正弘(79)だ。「カラーマン」と呼ばれる技術者に、モノクロである
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