4月9日放送のNHK「視点・論点」(22:50〜23:00)は、最近の無差別通り魔殺人事件に関する精神科医・斎藤環氏の発言を放送していた。3月23日、茨城県土浦市の荒川沖駅で24歳の男性が包丁で1人を殺害し、7人を負傷させるという事件があり、そして25日の深夜、JR岡山駅ホームで、大阪から家出してきた18歳の少年が県職員の男性を線路に突き落とし死亡させるという事件が起きた。 土浦の通り魔殺人の容疑者は、高校を卒業後、コンビニ店員などのアルバイトを転々としていましたが、アルバイトを辞めてからは引きこもりがちな生活を送っていました。自宅ではゲームに熱中し、家族ともほとんど会話せず、家庭内でも孤立していたようです。 岡山で男性をホームから突き落した少年は、阪神大震災で被災して、大阪に転居したものの、新しい環境に馴染めず、小中学校ではいじめを受けていました。高校時代はまじめな努力家でしたが、卒業後