この言葉が言われ出したのはECがやっと一般化して出した頃の2000年あたりかと思う。Dペパーズ+Mロジャースが書いた「OneToOneマーケティング」の日本語版が出版されたのは1995年で、顧客から個客とあえて呼ぶと何となくOneToOneを意識しているように見えたものだ。 OneToOneとは文字通り個客一人一人に対するマーケティングのことであり、マスマーケティングが終焉を迎え、これからは個の時代だと言われてきている。 しかし、それからほぼ10年経ったがECサイト各社のメルマガを読んでも、未だに「何となくOneToOne」のままだと思う。言葉から受ける印象は簡単なように思えるが(何たって始めて習った英単語のOneとToしかでてこない)、実のところこれが案外と難しいのだ。いや、かなり難しいのだ。それはOneToOneをやるには個客の分析をしっかりと行わなければならないからだ。それだけ細か