結果発表は次の通り。つみたてNISAを引き継ぐ積み立て投資の枠が年間120万円で上限が600万円、投資対象などの選択に自由度が拡大される「成長投資枠」と呼ばれる投資の枠が年間投資額240万円で上限が1200万円となり、個人の投資上限枠の総額は1800万円でスタートすることとなった。 実は、数日前までこの総額は1500万円で話がまとまったと筆者はある関係者から耳にしていた。しかし、その後の検討で首相官邸筋の意向で1800万円に増額されたらしいとの報道を目にした。「案外いい加減に決まるな」と思う一方、この増額は投資家にとって結果オーライなので良しとしよう。 肝心の「運用商品」の詳細は? 「成長投資枠」で投資可能とされる運用商品の詳細は、現時点でまだわからない。政府としては個別株投資への受け皿としたい期待があることは枠の名称からうかがえるが、金融業界がビジネスの対象としたい投資信託などの金融商品