オレみたいな昭和のおっさんにとっては、「小島武夫」という存在はかなり特別なものだ。 小島武夫を題材とした麻雀漫画はいくつもあって、そんなものから伝わってくるキャラクターや生き方は少なからずオレたち昭和のおっさんに影響を与えていた。 二択で切り牌を選ぶときに、「コ・ジ・マ・タ・ケ・オ・の・い・う・と・お・り」で切り牌を決めるというのが昔麻雀漫画で書かれていて、一時オレの周りで流行った記憶がある。これも小島武夫だから成り立つのであって、灘麻太郎でも飯田正人でも成り立たない。小島武夫というのはそういう存在だった。 そんな小島武夫も今回の十段戦では堀内プロに対する実況での「素人」発言や公平さを欠く解説でネットではずいぶんとたたかれている。実際たたかれても仕方のない解説の内容だったとは思うが、以前はこんな感じではなかったような気がする。 毒舌なのは以前から変わらないと思う。だが小島武夫の毒舌は明るく