英国の雑誌「Times Higher Education」が世界大学ランキングを公表した。教育や研究、論文の引用件数、知識の移転、国際性などを加味して評価した結果である。日本の各紙は、「東京大学がアジアの首位から陥落した」ことを大きく取り上げているが、問題は東京大学だけに限らない。東京大学以外にも、日本の大学の世界ランキングの順位が大きく下がっている。 ちなみに東京大学は23位から43位、京都大学は59位から88位と下がり、大阪大学、東北大学、東京工業大学は200位圏内から去っている。この結果、アジア1位はシンガポール国立大学(世界26位)、2位は北京大学(アジア42位)となり、東京大学はアジア3位となってしまった。科学雑誌は英語で記載されたものが、圧倒的な優位に立っているので、英語圏の国が有利であることは間違いない。しかし、世界に羽ばたく日本の大学どころか、翼の折れた日本の大学といった様
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