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ブックマーク / jazztokyo.org (12)

  • JazzTokyo 300号記念特集「ECM:私の一枚」

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    JazzTokyo 300号記念特集「ECM:私の一枚」
  • ヒロ・ホンシュクの楽曲解説 #97 Hiromi<Sonicwonderland>

    この10月6日にHiromi (上原ひろみ) の新譜、『Sonicwonderland』が発表になった。先行して9月8日にNPR(いわゆる米国営放送)の「Tiny Desk Concert」で収録曲2曲が生演奏された(YouTube →)。これを見てあまりの凄さに唸ってしまったのだ。 「Tiny Desk Concert」YouTube Hiromiと言えば、まずは誰もが認める超絶技巧だと思う。6歳でピアノを初め、8歳でOscar Peterson(オスカー・ピーターソン)の『We Get Requests (邦題:プリーズ・リクエスト)』(1964) に魅せられ、ジャズにのめり込んで行ったそうだ。 Hiromiは早くから作編曲に興味を持ち、16歳ですでに日産自動車や花王のCMソングを作曲していたということに驚いた。そして20歳の時ヤマハから奨学金を得て、法政大学法学部を中退してバークリー

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  • ヒロ・ホンシュクの楽曲解説 #21 ジェリ・アレン<RTG>

    しばらく著名なジャズミュージシャンが他界していないと気を許していたら、とんでもない超大物、ジェリ・アレン(Geri Allen)が癌であっけなく逝ってしまった。これにはかなりのショックだった。親しかったわけではないが、筆者が教鞭をとっていたニューイングランド音楽院(以下NEC)で彼女も教えていたので、何回か話したことはある、が、とても厳しい人だという印象だ。会話をしていても何か鉄の壁でも前に置かれているようで、笑顔を見せてくれた覚えはない。筆者のことを嫌うほど筆者のことを知っていたとも思えない。蛇足だが、不思議なことに彼女の教育者としてのキャリアはNECの後のミシガン大学から記載されている場合がほとんどだ。 Geri Allen at the Village Vanguard in 2011. John Rogers for WBGO and NPR/JohnRogersNYC.com 少

    ヒロ・ホンシュクの楽曲解説 #21 ジェリ・アレン<RTG>
  • R.I.P. チック・コリア (1941.6.12 – 2021.2.9) 60年間の音楽の旅

    Text by Hideo Kanno 神野秀雄 Photo by Takehiko Tak Tokiwa 常盤武彦 R.I.P. Armando Anthony “Chick” Corea (June 12, 1941 – February 9, 2021) ピアニスト、作曲家のチック・コリアが、2021年2月9日、79歳で亡くなったと公式ウェブサイト、公式Facebookで発表された。ごく最近、珍しい形態の癌が発見されて、治療する間もなく亡くなったという。Concordからの追悼文、ECM Recordsからの追悼文も寄せられている。ユニバーサルミュージックも追悼記事を掲載した。 2020年のCOVID-19感染拡大の下ででは、3月から約40回にわたり自宅スタジオからのインタラクティヴなライヴ配信を続け、その先にChick Corea Academyというオンラインで学べるコース(有料

    R.I.P. チック・コリア (1941.6.12 – 2021.2.9) 60年間の音楽の旅
  • ヒロ・ホンシュクの楽曲解説 #34 Aretha Franklin <Respect>

    今月8月18日にアレサ・フランクリン(正しい発音はアリーサ・フランクリン)が他界した。フランクリンは2010年からガンと戦っており、近年は病気を理由に公演のキャンセルも多かったので、来る時が来たという感であった。 筆者は日語と英語の歌をあまり聴かない。歌詞を聞いてしまうと、その曲のイメージが限定されてしまうのを嫌うからだ。同じ理由で筆者の作曲する曲のタイトルはほとんど意味をなさない。曲は聴き手に毎日違う印象を与えて欲しいと願う。実は最近自分の中でこの考えが少しずつ変わって来ており、歌と歌詞の持つパワーを再認識している筆者だが、その話はここでは控える。長い間歌ものに親しまなかったので、アレサのアルバムは一つも持っていなかった。なのに今回いかに多くのアレサのヒット曲を自分が知っているかに驚いた。<I Never Loved A Man (The Way I Love You)>、<Respe

    ヒロ・ホンシュクの楽曲解説 #34 Aretha Franklin <Respect>
  • ヒロ・ホンシュクの楽曲解説 #57 Snarky Puppy <Alma>

    前回No. 267、楽曲解説#56のジェイコブ・コリアーで触れたように、今回はSnarky Puppy(スナーキー・パピー)を取り上げる。このバンドも筆者にとってご機嫌にワクワクさせてくれる存在なのだ。実にいい時代だと思う。グラスパーを中心とするハードコアな若手や、コリアーやスナーキー・パピーなどの、時代を包括して前進し続ける若手達など、こちらが興奮の連続で消耗するほどだ。しかし、この時代を語るならYouTubeの存在がやはり大きい。YouTubeのおかげでこれだけ興奮を持続できると、つくづく思う。大感謝である。 The Strand Theater 2019-05-10 (Photo: Hiroaki Honshuku) 昨年5月10日にやっと初めてSnarky Puppyのライブを観た。それも隣の州のロード・アイランド州まで出かけて、だ。それほど長いこと彼らのライブを観たいと思っていた

    ヒロ・ホンシュクの楽曲解説 #57 Snarky Puppy <Alma>
  • #1530 『ブラッド・メルドー/アフター・バッハ』『ブラッド・メルドー・トリオ/シーモア・リーズ・ザ・コンスティチューション』

    text by Masahiko Yuh 悠雅彦 『ブラッド・メルドー/アフター・バッハ』 Nonesuch/WMJ  WPCR-18004  ¥2,400+税 ブラッド・メルドー (pf) 1,ビフォー・バッハ:ベネディクション 2.前奏曲 第3番 嬰ハ長調 BWV848 (平均律クラヴィーア曲集 第1巻) 3.アフター・バッハ:ロンド 4.前奏曲 第1番 ハ長調 BWV870(平均律クラヴィーア曲集 第2巻) 5.アフター・バッハ:パストラーレ 6.前奏曲 第10番 ホ短調 BWV855(平均律クラヴィーア曲集 第1巻) 7.アフター・バッハ:フラックス 8.前奏曲とフーガ第12番 へ短調 BWV857(平均律クラヴィーア曲集 第1巻) 9.アフター・バッハ:ドリーム 10.フーガ 第16番 ト短調 BWV885 11.アフター・バッハ:オスティナート 12.プレイヤー・フォー・ヒーリ

    #1530 『ブラッド・メルドー/アフター・バッハ』『ブラッド・メルドー・トリオ/シーモア・リーズ・ザ・コンスティチューション』
  • ヒロ・ホンシュクの楽曲解説 #40 Wayne Shorter <The Three Marias>

    マイルスはコルトレーン脱退後、ショーターがアート・ブレイキーのジャズ・メッセンジャーズを抜ける1964年まで4年間辛抱強く待った。ようやっとショーターが自由の身になった時、マイルスはショーターにカリフォルニアへのファーストクラス航空券を送りつけ、リハーサルもなしに舞台に立たせた。ビルボード誌のインタビューによると、この直後マイルスはショーターが抱えていた譜面の束に目を通し、<E.S.P.>を見て「この水曜にこれを録音する」と言ったそうだ。恐るべしマイルス。 同インタビューの抜粋だが、マイルスがショーターに質問を投げかけた。「ウェイン、ようウェイン、音楽みたいなサウンドがする音楽を演奏することに飽き飽きすると思わないか?」これは実は質問ではない。なぜならマイルスはショーターの返事を待たずに「お前もそう思うよな。」と言って終わったそうだ。マイルスは何を言っているのか。つまり、練習して作られた音

    ヒロ・ホンシュクの楽曲解説 #40 Wayne Shorter <The Three Marias>
  • Interview #186 James Francies ジェイムズ・フランシーズ

    筆者の楽曲解説 #42 (No. 253) で紹介したクリス・ポッターの新譜と、そのリリースツアーボストン公演のベースレストリオでキーボードを担当していたジェイムズ・フランシーズは若干23歳。まず彼がトリニティーを駆使して醸し出すベースラインに度肝を抜かれた。パット・メセニー・グループでもベースレスをカバー。日ツアーにも参加したと聞いている。すでにブルーノートから大型新人扱いでリーダーアルバム『Flight』が発表されている他、ジェフ・ワッツ・グループや人気テレビ番組「The Tonight Show 」でRootsのサブメンバーとしても活躍。グラスパーやビヨンセと同じヒューストンの高校で学び、英才教育を受けている。 この6月5日にブルーノートNYCでの彼のライブにボストンから出向いて、彼が大型新人と言われる所以の、音楽的クリエイティビティーに焦点を当ててインタビューしてみた。 Jame

    Interview #186 James Francies ジェイムズ・フランシーズ
  • ヒロ・ホンシュクの楽曲解説 #1 ~『ロバート・グラスパー・トリオ/カヴァード』 – JazzTokyo

    Blue Note/ユニバーサル・ミュージック UCCQ-1042 定価2,300円(税別) ロバート・グラスパー(p) ヴィセンテ・アーチャー(b) ダミアン・リード(ds) イントロ アイ・ドント・イーヴン・ケア レコナー (レディオヘッド) バラングリル(ジョニ・ミッチェル) イン・ケース・ユー・フォガット ソー・ビューティフル(ミュージック・ソウルチャイルド) ザ・ワースト(ジェネイ・アイコ) グッド・モーニング(ジョン・レジェンド) 星影のステラ(ビクター・ヤング)※日盤のみExtended Version収録 レヴェルズ(ビラル) ガット・オーヴァー アイム・ダイイング・オブ・サースト(ケンドリック・ラマー) ディラルード 録音:2014年12月2、3日@ハリウッド・キャピタル・スタジオにてライヴ録音 Produced and arranged by Robert Glasp

    ヒロ・ホンシュクの楽曲解説 #1 ~『ロバート・グラスパー・トリオ/カヴァード』 – JazzTokyo
  • #03 Hiromi @City Winery Boston

    2019年10月16日(水)@City Winery Boston, 80 Beverly Street, Boston, Massachusetts 02114, United States text & photos by Hiro Honshuku ヒロ・ホンシュク Hiromi Solo Piano 出不精の筆者が今年2019年に行ったコンサートを並べてみる。 Jacob Collier (3/1 Boston) Robert Glasper (4/11 Boston) Chris Potter (4/26 Cambridge) Snarky Puppy (5/10 Providence) James Francies (6/5 NYC) 宮とも子オルガンリサイタル (8/20 Boston) Theo Croker (9/19 Cambridge) Henrique Eisen

    #03 Hiromi @City Winery Boston
  • #1641 『上原ひろみ/スペクトラム』『Hiromi Uehara / Spectrum』

    text by Masahiko Yuh 悠 雅彦 初回限定盤SHM-CD 2枚組 UCCO-8031/2 ¥3,564 (tax in) 通常盤SHM-CD UCCO-1211 ¥2,808 (tax in) 高音質SA-CD〜SHM仕様 UCGO-9054 ¥4,320 (tax in) 上原ひろみ (piano) 1.カレイドスコープ 2.ホワイトアウト 3.イエロー・ワーリッツァー・ブルース 4.スペクトラム 5.ブラックバード 6.ミスター・C・C 7.ワンス・イン・ア・ブルー・ムーン 8.ラプソディー・イン・ヴァリアス・シェイズ・オヴ・ブルー 9.セピア・エフェクト 2010年8月20日 & 21日 ブルーノート・ニューヨークにてライヴ録音 2019年2月20日~22日 カリフォルニア州マリン・カウンティ、スカイウォーカー・サウンドにて録音 プロデューサー : 上原ひろみ&マイ

    #1641 『上原ひろみ/スペクトラム』『Hiromi Uehara / Spectrum』
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