中国の華為技術(ファーウェイ)は2019年8月9日、独自OS「鴻蒙OS(Harmony OS)」を発表した。スマートフォンやタブレット端末に限らず、さまざまな機器を対象とする。スマホやタブレット端末向けは2020年の商用化を目指す。同社は現在、スマホやタブレット端末に米グーグル(Google)の「Android」を採用しているが、鴻蒙OSに切り替えられる体制を整える。 中国東莞市松山湖にある同社の研究開発拠点で開催した開発者向けイベント「Huawei Developer Conference 2019」で明らかにした。コンシューマー事業グループ最高経営責任者(CEO)の余承東氏は、鴻蒙OSの特徴として、(1)スマホやタブレット端末、パソコン、ウエアラブル機器、自動車などさまざまな機器に使えること、(2)LinuxやLinuxベースのAndroidとの互換性を持つこと、(3)時間確定的処理が