ブックマーク / www.style.fm (218)

  • WEBアニメスタイル | 「β運動の岸辺で」片渕須直バックナンバー

    BACK NUMBER ■09/09/07 第1回 2歳7ヶ月の記憶 ■09/09/14 第2回 魂を塗り替えられる ■09/09/24 第3回 カシラとマイマイの夏 ■09/09/28 第4回 ふたつの名前 ■09/10/05 第5回 ちゃんと帰ってくるフネが好き ■09/10/13 第6回 『漫画映画』の作り方・自習編 ■09/10/19 第7回 ホームズ試験 ■09/10/26 第8回 ポリィのたからもの ■09/11/02 第9回 四つの署名 ■09/11/09 第10回 ひみつ基地めいて、切なく、切実に ■09/11/16 第11回 海底の財宝、香水の香り ■09/11/24 第12回 明日の約束を返せ ■09/11/30 第13回 テレパシー ■09/12/07 第14回 ホームズ遺聞 ■09/12/14 第15回 宿命の仕事 ■09/12/21 第16回 思弁的なハリウッド

  • WEBアニメスタイル_COLUMN

    10年ちょっと前、人々は『美少女戦士セーラームーン』に浮かれていた。「熱中していた」とか「ブームだった」と言うよりは「浮かれていた」という表現のほうが適切だ。子供達は楽しく観ていた。別のところで、いい年したアニメファンのお兄さん達は『セーラームーン』でハシャいでいた。 第1シリーズの頃、ガで名前が始まる某アニメスタジオでは、放映が始まる時間になると、作画打ち合わせ中でも中断して、他社の人も一緒になって『セーラームーン』を観ていた、なんて逸話もある。そういうあなたは? と問われれば、勿論、僕だって浮かれていた。アニメ雑誌のライターとして、放映開始前から、この『セーラームーン』と付き合っていて、この作品がどんどんノリがよくなり、人気が加熱していくのを間近で見ていたのだ。ひょっとしたら『セーラームーン』で日で一番浮かれていたのは僕かもしれない。 とあるアニメ監督と「まこちゃん、亜美ちゃん、レイ

    asakura-t
    asakura-t 2022/08/09
    ガイナックス?>「ガで名前が始まる某アニメスタジオ」
  • WEBアニメスタイル_COLUMN

    えーっと、今回で最終回であります。 5ヶ月かけてこのような連載の機会に恵まれた事で、自分でも新鮮に当時を思い返すことができました。感謝感謝です。 TV放送、視聴率が1%にも満たなかった時期を考えると、まさか放送終了から2年経った今でも現在進行形でプロジェクト自体が動いている事に驚きを隠せません。あの頃から地道に応援してくれていた古いファンの方達が『カレイド』を“守ってくれた”おかげで、少しずつやりたいことが現実になっていって、少しずつ新しいファンの方々が増えていきました。制作サイドとしては恐らくスタッフ全員が、“支えてもらってるから”頑張れるし頑張らなきゃいけないという共通の意思で、この作品に携わってきました。 創り手側もファンのみんなに負けないくらいの「カレイド馬鹿」ばっかです。 きっと、創り手側とお客さんの“欲しいモノ”や“観たいモノ”が同じで、みんながひとつのところを目指せた結果が

    asakura-t
    asakura-t 2021/09/14
  • WEBアニメスタイル: 「池Pの すごい? カレイドスター回想録」 第1回 : 佐藤監督のコンテに愕然!?

    この度、このような機会を頂き大変恐縮であります。まさか自分なんかがアニメスタイルさんで書かせていただけるとは(汗)。あらすじをつらつら書いても意味がないので池田的な視点で、あんな事やこんな事を思い出してみます。毎週DVD収録話に合わせてお話していく予定ですが、小黒さん曰く「好きにやって」という事なので公式HPで書いたら怒られちゃう事も書いちゃいますよ(爆)。よろしくお願い致します。 第1話「初めての! すごい! ステージ」 佐藤監督のコンテの上がりをメインスタッフ一同、首を長ーくして待っていましたが……コンテを見た全員が冒頭の数ページで愕然……いきなりのギャグ描写。 「おいおい……聞いてないよ」 その場にいた全員の顔が青ざめたです。というのも、この作品は企画当初から《ギャグ顔は無し》という設定だった「はず」なんです。思いっきりシリアスな作品にするという事でスタッフは認識していたんですよ。な

    asakura-t
    asakura-t 2021/09/14
  • WEBアニメスタイル_COLUMN

    このコラムは、脚……特にアニメの脚に興味がある人に向けて書いているつもりである。 今は、『ミュウツーの逆襲』というアニメ映画を話題にしているが、その脚を書いた脚家がどういうつもりで、どういうテーマを、観客のみなさんに語ろうかとしていたなどという事は、脚というものに興味のない普通の観客の皆さんにとっては、別に意識する必要は全くない事である。 一般の家庭をもった方達は、日々の生活に忙しく、映画館で映画を観る機会は、1年に4、5回もあれば多いほうだろう。 それ以上の数の映画を観ようとする人は、映画好きのマニアか、異性とのデート目的か、マスコミで騒いでいてなんだか知らないけど評判になっている映画で、みんなが観ているから話題に乗り遅れないように観ておこうとか、TVに出ているお気に入りの俳優が出ているとか、たまたま読んだお気に入りのマンガか小説やTVドラマが映画になったからとか、休日に暇でや

    asakura-t
    asakura-t 2021/08/02
  • WEBアニメスタイル_COLUMN

    『ミュウツーの逆襲』において、「自分とは何か」に迷い続けるミュウツーにとって、最も大きな問題は、自分が幻のポケモンと呼ばれるミュウの遺伝子から作られたコピーだという事実である。 ミュウツーは「ポケモン」のゲーム上では、遺伝子ポケモンとして、分類されている。 ゲームのクリエーターが、どういうつもりでミュウツーを遺伝子ポケモンという名称で分類したのかは分からない。 ゲーム内で最強のポケモンとして設定されているのだが、それがなぜ、当時話題になっていた遺伝子問題と関わりがあるのか明らかな答えはない。 「ポケモン」のゲームの中にはミュウはいないことになっている。 ゲームの開発当初、ミュウというポケモンが存在し、デザインもされてゲームにプログラミングされていたらしいのだが、何らかの理由で没になった。 僕の推測にすぎないが、最強のポケモンとしては、ミュウのデザインは、かわいらしさはあるが、とても強そうに

    asakura-t
    asakura-t 2021/08/02
  • WEBアニメスタイル_COLUMN

    ポケモン』の「ここはどこ? 自分は何?」、加えれば「自分はなぜ生まれてきたのか」への自分自身への問いかけは、人が意識的であろうと無意識的であろうと、若いころは誰もが心の中に持っている自問自答だと、少なくとも僕は僕だけの独断と偏見だとしても考え続けていたようだ。 ようするに「自己存在」への疑問である。 子どもというものは勝手なもので、僕などはいわゆる中流家庭の長男として生まれたが、今の歳になると、普通の家庭の子供として裕福という意味ではないが、尋常ではない母子愛、父子愛で育てられた事がよく分かったのだが、子供のころはそれが当たり前だと思っていた。 こんなおじさんになって、それを気がつくのはとても、恥ずかしいが、なにせ僕の子供が40代の時に初めてできたので、子供に対する親の気持ちが、理屈でなくてやっと感性で分かってきたのである。 僕に対して両親が「自己存在」へ疑問を持つような子に育てたくな

    asakura-t
    asakura-t 2021/08/02
  • WEBアニメスタイル_COLUMN

    一度はやりたかったファーストシーンとは、主人公のモノローグによるテーマの表現である。 普通、演劇にしろ映画にしろ、どんな表現も、観客を意識して作られている。 見る者に、主人公の情景や状況を紹介してから、作品のテーマを提示する。 つまり、まず、見る者へのコミュニケーションを図ってから、テーマを分かってもらおうとする。 いや、分かってもらわなくても、とりあえず見てもらってから何かを感じてもらおうとする。 何が描いてあるのか分からないような抽象絵画でも、聞き始めは相手に何を感じてもらうのか分からない音楽にしても、まず相手とコミュニケーションをとってから、作者は、自分の訴えたい何かを、相手に伝えようとする。 だが、モノローグは、自分が自分に語りかけていて、相手を意識していない。 いわゆる一人芝居だ。 古くから演劇に多い手法でもある。 しかし、それにしても、自分が自分に語りかける様子を客に見せて、何

    asakura-t
    asakura-t 2021/08/02
  • 第168回 『ミュウツーの逆襲』市村正親氏 - WEBアニメスタイル_COLUMN

    ミュウツーの声をやっていただいた市村正親氏のことを、『ポケモン』のアニメスタッフは、よく知らなかったようだ。 『ミュウツーの逆襲』のタイトルに出てくる役である。 映画やTVに出てくる有名な芸能人を使うつもりではいたようだが、監督の推薦する市村正親氏とは誰か? プロデューサーの方達の関心は、観客を呼べる全国的に知名度の高い人を探していた。 事実、今もそうだが、劇場アニメには声優をあまり使わず、人気のあるアイドルや話題性の高い俳優に声を演じてもらうことが多い。 忙しい彼らのスケジュールを合わせるのは大変なような気がするかもしれないが、今の録音技術では、さほど難しいことではない。 たとえば、AとBとCが会話しているようなシーンの場合、Aだけのセリフ、Bだけのセリフ、Cだけのセリフをまとめて、それぞれ別の日に録音し、あとで、それぞれのセリフをつなげて、あたかもAとBとCが同じ場所にいて会話している

    asakura-t
    asakura-t 2021/08/02
  • WEBアニメスタイル_COLUMN

    「自分とは、何か?」という疑問が、世界に通用するテーマかどうか? その答えが、僕にとってはヨーロッパで、起こったルネサンスだった。 普通、ルネサンスといえば、イタリアの、ダ・ビンチや、ミケランジェロ、を代表とする芸術活動を連想するが、まあ、一般的にいえば……(以下、Wikipediaから適当に孫引きすると) ルネサンス(仏:Renaissance 直訳すると「再生」)とは、一義的には、14世紀―16世紀にイタリアを中心に西欧で興った古典古代の文化を復興しようとする歴史的・文化的諸運動を指す。また、これらが興った時代(14世紀―16世紀)を指すこともある。 イタリア・ルネサンス以前の時代にも古代文化の復興運動があったとして「○○ルネサンス」と呼ぶこともある。 ……ってな、ところが、常識的な見解だろう。 この中の「古典古代文化を見直そう」というのが、ヨーロッパの中世のなんでも神様まかせ主義の人

    asakura-t
    asakura-t 2021/08/02
  • WEBアニメスタイル_COLUMN

    ポケモン事件は、騒ぎ自体は収まった。 だが、4ヶ月間放送を止めていたために、シリーズ全体の構成は後ろに4ヶ月分ずらさざるを得なかった。 各エピソード自体は、内容を変えず後ろにずれて順番に放送すればいいが、問題は夏に上映される映画『ミュウツーの逆襲』だった。 『ポケモン事件以前に、2稿で一応完成していたが、TV版とある程度リンクされる予定だった。 TV版の中で、ミュウツーの生い立ちと、サトシとミュウツーの出会い……バトルではなく互いにすれ違う感じのエピソードを映画上映の前に放送しておくつもりだった。 もちろんそのエピソードは僕が書くつもりだった。 劇場にかけるアニメと放送で流されるアニメでは制作にかかる時間が違う。 だから、ミュウツーの生い立ちやサトシとの出会いのTV脚は、映画上映の4ヶ月前でも間に合うのである。 しかし、『ミュウツーの逆襲』は映画である。 企画されて、完成まで1年は

    asakura-t
    asakura-t 2021/08/02
  • WEBアニメスタイル_COLUMN

    人数は少ないがNHKで放送されていたアニメでも『ポケモン』と同じような事件が起きていた。 しかも、その事実は報道されていなかった。 もし、その事実が知らされていたら、『ポケモン』の問題を起こしたエピソードは、それなりの処理をして作られ、被害者は出なかったかもしれない。 しかし、後で何を言っても遅い。 起きたことは起きてしまったのである。 事件の原因は、俗にパカパカというアニメ表現らしかった。 その表現でTVを見ている視聴者が光感受性発作(強い光による刺激が、視神経を経て大脳皮質に伝わり、発作を起こす脳波が誘発される症状)を起こしたというのだ。 この事件は他のアニメでも起こりうる事だった。 いや、激しい明滅表現をすれば、アニメ以外のTV番組や映画でも起こるかもしれない事件だったのである。 今までのTV番組は、「赤信号、みんなで見れば怖くない」状態だったのだ。 マスコミの『ポケモン』バッシング

    asakura-t
    asakura-t 2021/08/02
  • WEBアニメスタイル_COLUMN

    「出る杭は打たれる」というが、日の場合、「出る杭が上手くいっているうちは持ち上げられるが、失敗するとぼこぼこに叩かれる」というのが、今も通用しているらしい。 サラリーマンの場合、今の日はめちゃくちゃになりつつあるが、かつて終身雇用制が常識で、その人の人生は、勤めている会社で決まる。 社員間には家族意識のようなものが生まれるし、その人の人生は、勤めている会社の浮沈で左右される。 したがって、会社のために社員は頑張るし、愛社精神なんて言葉も生まれてくる。 そんな、社員達が集まったそれぞれの会社のがんばりが、戦後の日の驚異的な経済復興の一因になったと指摘した人もいる。 そして、人の価値はその会社内の出世で決められる場合が多い。 出世は、その会社に対する貢献度がものをいう。 もっとも、会社の起業者の血縁関係を重要ポストにすえる会社もあって、そんな会社は、2代目3代目になると、その血縁者が先代

    asakura-t
    asakura-t 2021/08/02
  • WEBアニメスタイル_COLUMN

    以前にも書いたが、僕がアニメの『ポケモン』にシリーズ構成として関わったのは、アニメ化が決定した後だった。 その時点の問題は、どういう風にアニメ化すれば面白いかで、すでに何度も会議が行われ、その議事録も読ましていただいた。 で、その議事録の中で出てきた様々な意見を片っ端から否定している人がいた。 それはいつも、同じ人のようだった。そして、おおむね、その人の否定は通ってしまうのだ。 何人も出席する会議で、1人の意見が通ってしまうのは、その人の発言権が強力だということだ。 いうまでもなく、『ポケモン』のアニメ化を企画し、ゲーム会社の承諾を取りつけてきた、あだ名が御前様こと大プロデューサーだった。 ただ、困るのは、出てきた様々な意見を否定するのはいいが、「じゃあ、どうすればいい」というその人の意見がはっきりわからないのだ。 ほとんどの発言が、「もっと、『ポケモン』のアニメが面白くなる意見があるはず

    asakura-t
    asakura-t 2021/08/02
  • WEBアニメスタイル | アニメ様365日 第256回 生活感を重視した演出の流行

    1980年代中盤、僕の興味は、作画から演出に移っていった。友達とも、TVアニメの演出について話す機会が増えた。それは第156回「新世代の演出家たち」で書いたような、若手演出家の活躍があったからだ。 この頃、演出的に突出した作品は、生活感を重視したものが多かった。日常を舞台にして、丁寧に描写し、説得力あるものとしてドラマを描いていく。そんな作品が新しかったし、魅力があった。タイトルを挙げると、1983年の『魔法の天使 クリィミーマミ』、1985年の『タッチ』『魔法のスター マジカルエミ』、1987年の『エスパー魔美』『きまぐれオレンジ★ロード』といったところだ。1986年に始まった『めぞん一刻』の一部にもそういった傾向があった。それらの作品の全てに、メインあるいは各話のスタッフとして、亜細亜堂のメンバーが参加している点、小林七郎が美術監督を務めている作品が多い点について、注目すべきだろう。

    asakura-t
    asakura-t 2021/05/21
  • WEBアニメスタイル アニメの作画を語ろう

    asakura-t
    asakura-t 2020/12/23
  • WEBアニメスタイル アニメの作画を語ろう

    asakura-t
    asakura-t 2020/12/23
  • WEBアニメスタイル アニメの作画を語ろう

    asakura-t
    asakura-t 2020/12/23
  • animator interview 和田高明(1)

    asakura-t
    asakura-t 2020/12/23
    2004.04の記事。『共学驚愕学園』の話をしてる記事があったのね。
  • WEBアニメスタイル | アニメ様365日 第458回 「逆襲のシャア友の会」(完結編)

    アニメージュで富野イズムについての特集をしてからも、僕は『逆襲のシャア』について考えたり、人と話したりしていた。何かにつけてこの作品を話題にするので「また小黒さんの『逆襲のシャア』が始まったよ」なんて言われた事もあった。一連の『逆襲のシャア』についての活動で、ピークになったのが同人誌「機動戦士ガンダム 逆襲のシャア友の会」だった。これは1993年の年末に刊行したで、庵野秀明さんと一緒に作った。実は、このはもう僕の手元にはない。2、3冊持っていたのだが、読みたがっていた友人に貸したっきり、もう10年以上戻ってきていない。返してもらえばいいのだけれど、誰に貸したのか思い出せない。放っておいても返ってくるかと思っていたら、結局返ってこなかった。このコラムを読んだ小黒の友人で「逆襲のシャア友の会」を借りた覚えがある人は、怒らないから戻してもらいたい。 を持っている人に確認してもらったのだが、

    asakura-t
    asakura-t 2020/01/28
    「逆襲のシャア友の会」がセラムンの同人誌を作る事になったのは、この流れからすると必然だったのかなぁ。