ブックマーク / www.nli-research.co.jp (7)

  • まるわかり“実質実効為替レート”~“50年ぶりの円安”という根深い問題

    ■要旨 昨年終盤以降、実質実効為替レート(以下、「実質実効レート」)に対する注目が高まっている。円の実質実効レートがおよそ50年ぶりの低水準にまで下落したことで、その悪影響への懸念が高まっているためだ。 筆者はかねてより、折に触れて実質実効レートをフォローしてきた1が、改めて注目が高まる今、意味合いや動向を解説したうえで、その背景や影響、先行きについて考察したい。 1 「たまにしか注目されないけれど、侮れない“実質実効レート”」(ニッセイ基礎研レポート 2015-06-30), 「現在の円相場はこの20年で最も円安?」(年金ストラテジー (Vol.204) June 2013), 「改めて問う“円高とは?”~実質実効レートでみる円相場」(ニッセイ基礎研レポート 2010年10月号) ■目次 1―実質実効為替レートの意味 1|実質為替レートとは 2|実効為替レートとは 2―実質実効レートの動

    まるわかり“実質実効為替レート”~“50年ぶりの円安”という根深い問題
    asakura-t
    asakura-t 2023/09/26
    政府と経団連(+日経新聞)は「日本の東南アジア化」を望んでいて、それが実を結んだ感じなのだろう/大企業(大都市)にはややプラスだったかもだけど、地方は本当に東南アジアになってるんだろうなぁ。
  • 消費者物価(全国22年8月)-コアCPI上昇率は10月に3%へ

    総務省が9月20日に公表した消費者物価指数によると、22年8月の消費者物価(全国、生鮮品を除く総合、以下コアCPI)は前年比2.8%(7月:同2.4%)となり、上昇率は前月から0.4ポイント拡大した。事前の市場予想(QUICK集計:2.7%、当社予想も2.7%)を上回る結果であった。 料(生鮮品を除く)の伸びが高まったことに加え、携帯電話通信料の値下げの影響が縮小したことが、コアCPIを押し上げた。 生鮮品及びエネルギーを除く総合(コアコアCPI)は前年比1.6%(7月:同1.2%)と2%に近づいている。生鮮品が前年比8.1%と高い伸びが続いていることから、総合は前年比3.0%(7月:同2.6%)となり、消費税率引き上げの影響を除くと、91年11月(前年比3.1%)以来、30年9ヵ月ぶりの3%台となった。 コアCPIの内訳をみると、ガソリン(7月:前年比8.3%→8月:同6.9%

    消費者物価(全国22年8月)-コアCPI上昇率は10月に3%へ
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    asakura-t 2022/10/21
  • 経済正常化の鍵を握る個人消費-当面は貯蓄率の引き下げ、中長期的には賃上げによる可処分所得の増加が重要

    ■要旨 2021年10-12月期の実質GDPは前期比年率5.4%の高成長となり、コロナ前(2019年10-12月期)の水準まで0.2%に迫ったが、直近のピーク(2019年7-9月期)に比べると▲2.9%も低い。実質GDPがコロナ前の水準に戻るだけでは経済の正常化とは言えない。 日の実質GDPは、大きな負のショックがあるたびに、その水準が下方シフトするだけでなく、その後のトレンド成長率(一定期間の平均成長率)の下方屈折につながってきた。トレンド成長率の低下が特に顕著なのは個人消費で、1980年代の4.1%から直近の0.4%まで、大幅な下方屈折を繰り返している。実質GDPが直近のピークに戻った上で、個人消費を中心にトレンド成長率が少なくともコロナ前の水準まで回復することが、経済正常化の条件である。 個人消費は新型コロナウイルス感染症の影響を受ける前から低迷が続いており、その主因は可処分所得の

    経済正常化の鍵を握る個人消費-当面は貯蓄率の引き下げ、中長期的には賃上げによる可処分所得の増加が重要
    asakura-t
    asakura-t 2022/03/04
    消費税は個人消費に悪影響過ぎる>「バブル崩壊後は2.1%と実質GDPよりもむしろ高かったが、1997年以降に1.3%に低下した後()消費税率が5%から8%に引き上げられた2014年以降が0.4%と大幅な下方屈折を繰り返している」
  • ワクチン接種意向は高まったが、副反応への不安は依然として高い~効果を認めつつも接種を躊躇している人をどう後押しするか

    1| |ニッセイ基礎研レポート 2021-07-20|Copyright ©2021 NLI Research Institute All rights reserved 稿では、ニッセイ基礎研究所が定期的に実施した「第5回新型コロナによる暮らしの変化に関す る調査(2021 年7月実施) 」を使って、3月に実施した第4回調査以降、接種意向がどのように変化 したか、接種を希望しない理由に変化があったかを分析した。その結果、 「副反応の程度や症状につ いての情報が少ない」や「効果が明確ではない」は低下していたが、 「副反応が心配」 「将来的な安全 性が確認できていないと思う」は低下していなかった。 すぐには接種を希望しない人においては、身近な人や医療従事者からの推奨、クーポンやポイント の付与、ワクチンパスポートの国内利用等が決断の後押しになる可能性があった。 1――はじめに 「新型コロナ

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    asakura-t 2021/08/03
  • 逆正弦法則-ギャンブルで負けが込んでいる人は負け続ける?

    保険研究部 主席研究員 兼 気候変動リサーチセンター チーフ気候変動アナリスト 兼 ヘルスケアリサーチセンター 主席研究員   篠原 拓也 確率や統計の話題には、ギャンブルと関係するものが多い。その中でも、コイン投げゲームにまつわるものは数多くある。コイン投げゲームの有名な法則を1つ紹介しよう。 まず、偏りのないコインを1枚用意する。コインを投げて表が出たら勝ち、裏が出たら負けとする。勝ちの場合は100円を受け取り、負けの場合は100円を支払う。このコイン投げを何度も繰り返す。コインを投げるごとに、100円を受け取ったり支払ったりするので累計収支が変動する。 コインに偏りがないとしているため、表と裏の出る確率はいずれも2分の1とみてよい。まず、最終的な累計収支がどのように分布するかを考えてみよう。最終的な累計収支がトントンになるケースは、たくさんある。当初勝ち続けて黒字が膨らんだが、その後

    逆正弦法則-ギャンブルで負けが込んでいる人は負け続ける?
    asakura-t
    asakura-t 2019/04/25
    確かに最初(初期)に勝っているのが重要。
  • 「ほとんど」って、どれくらい-「ほとんど」何とか(2)- | ニッセイ基礎研究所

    前回の研究員の眼で、「ほとんど整数」と言う概念について紹介し、その明確な定義が無いことを述べた。実は、これと同様に、日常生活において、我々は「ほとんど」という言葉をよく使うが、その意味するところについても曖昧なままである。どの程度の条件を満たしていれば「ほとんど」といえるのかについては、必ずしも明確な定義があるわけではない。状況によっても使い分けられているものと思われる。 例えば、ある会議で「ほとんどの人が参加した」と言われたら、皆さんは、対象者のどの程度の人が参加したとイメージするのだろうか。 ある人は、90%以上と思うかもしれないし、他の人は70%以上と想定するかもしれない。 99%以上の人が参加している場合には、おそらく「ほとんど全て」の人が参加した、というような形で「全て」と言う言葉が付与される場合もあるので、「ほとんど」だけでそこまでイメージする人はいないかもしれない。 一方で、

    「ほとんど」って、どれくらい-「ほとんど」何とか(2)- | ニッセイ基礎研究所
    asakura-t
    asakura-t 2017/05/29
  • id=55705?site=nli

    皆さんは、「ほとんど整数」という言葉を聞いたことがあるだろうか。その名の通り、ほとんど整数に近いのだけれども、微妙に小数点以下が完全な0ではなくで、整数ではない数である。 なぜ、これが興味深いのかというと、一見しただけでは、通常はこんな数が「ほとんど整数」に近い数になるとは思われない数が、これに該当するからである。 それがどうした、というふうに思われるかもしれないが、興味深いと思われる人は、引き続きコラムを読んでいただきたい。 実は「ほとんど整数」に明確な定義があるわけではない。小数点以下に「0」や「9」がいくつ続けば「ほとんど整数」と呼んでいいのかは決まりがあるわけではない。英語では文字通り「Almost Integer」と表現されている。 「ほとんど整数」については、単なる数学のお遊びというわけでもなく、数学的な理論の裏付けがある場合もあるというから驚きである。 例えば、以前の研究員の

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    asakura-t 2017/05/29
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