ロシアのラブロフ外相は、北方領土問題を含む平和条約の締結に向けた日本との交渉を巡って、「第2次世界大戦の結果を認めることなしに、領土問題の解決について話し合うのは不可能だ」と述べ、先の大戦の結果、北方領土はロシア領になったと日本側が認めることが交渉の前提だという考えを強調しました。 ただ、ラブロフ外相は「第2次世界大戦の結果を認めることなしに、互いに受け入れられる形で領土問題の解決について話し合うのは不可能だ」と述べ、先の大戦の結果、北方領土はロシア領になったと日本側が認めることが交渉の前提だという考えを強調しました。 また、先月の日ロ首脳会談のあと、安倍総理大臣が記者団に対し、新しいアプローチで交渉を進めると述べたことについては、新しい内容はないとしたうえで、これまで協議してきたように、経済などあらゆる分野での関係強化が不可欠だという認識を示しました。