ロシアが2014年以降、数十カ国の政治家や政党を取り込むために費やした金額は、3億ドル(約430億円)を超えているという。氏名が明かされていないバイデン政権の高官が、国内の複数のメディアに対して明らかにした。 国務省の公電などから得た情報を分析した結果として公表されたところによると、ロシアは今後、さらに多くの資金を各国の政治家などに送る計画だ。米当局がどのようにして「3億ドル」という金額を割り出したのか、実際にロシアがどの国を標的としていたのかについては、明示されていない。 だが、ロシアの政府関係者は欧州や中米、アジア、中東にある企業やシンクタンクを通じて、あるいは実在しない契約やシェルカンパニーを通じて、密かに資金を送っていたとされる。アジアのある国では、駐在するロシア大使がその国の大統領候補に現金数百万ドルを渡していたという。 こうした影響工作の一部には、ロシアの政治家アレクサンドル・
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