ある程度大きくなれば、広告宣伝を行い、自社のブランディングをします。「このままではブランドを破壊するような動きになってしまいますよ。これまで数年頑張ってきてここでつまずきますか? 嫌だったらちゃんとやってくださいね」という話をするわけです。例えばの話です。大きくなればなるほど、ブランド価値毀損を嫌がります。 ──今回問題視されたサイゲームスは、日本を代表する企業に成長したサイバーエージェントの子会社です。 山本 大きな企業があんなに派手なことをやれば当然目立ちますし問題になります。今回サイゲームスが問題を起こさなければ、もう1年法改正の議論が遅れていた可能性はありますね。 ──抜け道もあり、確実にトラブルを防ぐことは難しそうですね。 山本 この手の問題は今後も繰り返されると思います。ただ、繰り返されることは織り込み済みで、当面の問題をクリアできるような法改正やガイドラインの変更などを行い、