先日東京で開催されたXen Summit 2008において、非常に興味深いあるプロジェクトがついにバージョン1.0に到達した。Kemariだ。 同プロジェクトの初公開は2007年4月のことだったが、今回、初めて一般公開用として十分に安定したバージョンになった。 田村芳明氏開発のKemariはホストのフェイルオーバーを追加する「Xen 3.3」用のパッチ。 LinuxとWindowsの両ゲストOSに対応している。 その仕組みは簡単な説明で容易に理解できる。 (※下記は引用部分の参考翻訳として掲載。)VMM(仮想マシン・モニタ)内のKemariがイベントチャネルを利用して(サスペンドしていない)ゲストをポーズさせ、転送準備を行い、userland内のKemariがこのゲストを転送する。フェールオーバー時には、セカンダリマシン上のKemariがゲストをリストアし、dom0のバックエンドドライバが