2018年5月16日のブックマーク (2件)

  • まだ言うか Still Wanna Say?: 『君の名前で僕を呼んで』試論──あるいは『敢えてその名前を呼ばぬ愛』について

    これは男性間の恋愛感情に関する映画です。その恋愛感情に対する是非はあらかじめ決まっていて、そこに向かって進んでゆくストーリーになっています。この映画は、その答えを提示したかったがための映画かもしれません。その答えというのは、最後に近い、エリオが一夏の別れを経た部分で、父親が彼に向けて説く「友情」あるいは「友情以上のもの」と呼んだこの恋愛感情への是認、肯定です。この映画の影の主人公は、その答えを差し出してくれるエリオのこの父親と言ってもよいかもしれません。 まだ原作を読んでいないのでこれが原作者の意図なのか、あるいは脚を書いたジェイムズ・アイヴォリーの企図なのかじつは判断しかねるのですが、しかしいずれにしてもこれを映画の中でこういう形で提示しようとアイヴォリーが決めたのですから、アイヴォリーの思いであるという前提の上で考えていきましょう。この父親は、アイヴォリーです。だからこの映画の影の主

    ascar
    ascar 2018/05/16
  • 【ネタバレ】『君の名前で僕を呼んで』感想・考察:古代ギリシャより続く切ない同性愛とその結末 | ナガの映画の果てまで

    はじめにみなさんこんにちは。ナガと申します。 今回はですね映画『君の名前で僕を呼んで』についての感想や解説を書いていこうと思います。 記事はどこよりも詳しい解説を目指すという方針の下で書き進めていきますので、申し訳ないのですが、作品のネタバレになるような内容に触れます。その点をご了承ください。 なお、記事にこれから書いていく内容は、あくまでも私の個人的な解釈や考察を交えたものとなりますので、これが正解というつもりで書いているわけではありません。あくまでも参考にしていただけたら嬉しいという程度です。 良かったら最後までお付き合いください。 スポンサードリンク あらすじ・概要 1980年代のイタリアを舞台に、17歳と24歳の青年が織りなすひと夏の情熱的な恋の行方を、美しい風景とともに描いたラブストーリー。アンドレ・アシマンの同名小説を原作に「日の名残り」「眺めのいい部屋」の名匠ジェームズ・

    【ネタバレ】『君の名前で僕を呼んで』感想・考察:古代ギリシャより続く切ない同性愛とその結末 | ナガの映画の果てまで
    ascar
    ascar 2018/05/16