これまでも部活動で外部の指導者は、コーチなどとして活用されていました。 しかし、これらの外部指導者の身分は法律上不明確で、自治体によって報酬や研修についての規定が異なっていました。 また、教員の顧問が配置されることが前提で、その顧問の技術的指導を補助することが役割となっていました。 そのため、活動中に事故が起こった場合に責任の所在が不明確といった理由から、教員に代わって単独で大会などに生徒を引率することは認められていませんでした。 新しく制度化された部活動指導員は、学校教育法において学校職員という身分が定められています。 報酬が有償であることが定められ、研修が義務化されました。 校長の監督のもと、技術的指導のみならず生徒指導や事故時の対応についても職務が明確になったため、単独で顧問になることや大会に生徒を引率することが可能になりました。 現在は部活動指導員の任用が推奨されていますが、従来の