女児が性被害、口止めされ 母「大丈夫。言っていいんだよ」 涙の2人、司法面接という支え 2021年6月25日 9:00 滋賀県内の運動教室で女児が指導者の男(69)から強制わいせつの被害を受けた事件で、司法面接の手法が活用された。女児の40代の母親が京都新聞社の取材に応じ、我が子が被害に遭ったことに対する心痛を語るとともに、大人の卑劣な行為に苦しんでいる子どもが被害を打ち明け、正確に伝えられるための環境づくりの大切さを訴えた。 被害が明らかになったきっかけは、今年2月、同じ教室に通う夫が目にした不可解な光景だった。男が娘を教室外に呼び出していた。夜、夫に尋ねられた娘は「怒らへん?」と心配そうに確認すると、被害を打ち明けた。 男は「よう頑張ってるで。有望や」と指導者の立場を利用し、数回にわたってキスなどを繰り返していた。昨年9月に通い始めて以降、指導者を信頼していただけに、娘の口から被害を耳