今年の上半期は、不倫元年とでもいうべきアンモラルの年で、男女のもつれが各所で話題になった年だった。 もう、みんな忘れちゃったかな。 僕は、ほんの小さな出来事でも、かみ砕いて消化するまで、ずいぶんと時間のかかる性質で、学生のころは、一周回ってから語り始めるのに定評があって、友人らに「え?いまさらその話!?」とキョトン顔をされるのが日常だった。 マイペースというよりは、生きている時間軸が違うようで、それを面白がってくれた子らは、ヤレヤレ顔で受け入れてくれたけど、規律や協調性を重んじる文化圏では、反逆者のレッテルをはられていた。 其れはともかくとして、今日は不倫について話したい。 不倫について、僕は、良い不倫と悪い不倫があると思っている。法律的な解釈はさておきとして。 悪い不倫というのは、相手に虚偽の約束をして現状を打破する不倫。 例えば、家庭をもつ男性が、若い女の子のカラダ欲しさに、将来は妻と