ソーシャルグラフとSNSは、RSSとブログの関係に似ている 筆者はSNSにおけるソーシャルグラフの登場を、ちょうどブログとRSSの関係に似たようなものととらえている。 黎明期のブログは、その体裁も記事のフォーマットもバラバラで、簡単に更新できるというメリットはあったが、読む側にとってはそれまでのウェブページと大差がなかった。しかし、やがてRSSという技術が広がると、どんな会社のブログサービスでも、同じRSSリーダーで記事が読めるようになった。 同じように現在のSNSは提供する会社によってフォーマットがバラバラだが、今後、OpenIDなどの技術を使って、サービスの壁を越えて人物情報や人間関係の情報を活用できるようになるだろう。各々のソーシャルグラフがつながっていくことで、1人の人物について、より多面的な情報を得られるのだ(あるいは見られる側は、相手によってどういう自分を見せるかを選べる)。