液状化という言葉がこれほどメジャーになるものか・・・地震災害の時、必ず発生する自然現象です。 この液状化という現象が土木・建築関係者に衝撃を与えたのは昭和39年(1964)6月、新潟地震の時でした。がっしりとした箱状のアパートが転倒し、また大きな橋が落橋するなどの大被害をもたらしたものです。 その後、研究は進歩し、基準や指針も対応策も発展しています。 しかし、構造物に対する対策を行うことは普通となりましたが、埋め立て地全体を改良することは不可能なことです。お金がいくらあっても足りません。 今回の巨大地震は東京湾岸の千葉県側に甚大な被害を及ぼしました。液状化現象のもっとも厳しい被害を受けたのが浦安市です。テレビや新聞で大きく報道されており、一度は見られたことと思います。千葉市側も幕張メッセを中心とした埋め立て地がやられています。 今回は、少し専門的な用語も出しながら液状化現象について船橋海岸