慎重な物言いが要求されるところなんですが、ここ5年くらい中国人留学生さんたちの描くマンガをみてきた感触では、彼ら彼女らは日本にきて、次第に「マンガで内面を描くこと/描きうること」を発見していくのですね。
文章の書き方に正解はない。 ただ、ちょっとした「コツ」みたいなものはあると思う。 僕は会社に入ってから9年間、「週刊文春」と「文藝春秋」の編集部で、文章に携わる仕事をしてきた。 たかだが10年足らずの経歴で何を偉そうに、と思われる方もいるかもしれないが、最近になってようやく、「文章を書くコツみたいなものがあるのではないか?」ということに気がつき始めた。 もちろん一流作家のような芸術的で天才的な文章を書くコツではない。文才の有無は関係なく、誰でもそれなりに整った文章を書くためのコツだ。 noteをやっている人の中には「何かを書きたい、でもどうやったら書けるだろう」と思っている人がいると思う。また、「書きたいんだけど、素人の書いた文章みたいに読まれたら恥ずかしいな」と思って、躊躇している人もいるかもしれない。 さらに、「周りから『何でもいいからとりあえず書いてみたらいい』と勧められるんだけど、
小川洋子さん この11月に『約束された移動』を上梓した小川洋子さん。同書は2009年から2019年までに発表された“移動する”物語6篇を収録した傑作短篇集で、ハリウッド俳優Bと客室係、ダイアナ妃に魅せられたバーバラと孫娘など、ユニークで密やかな物語が収録されている。同書に収録する各作品について、短篇を書くことなど、さまざまな観点から小川洋子さんに話をうかがった。<全2回> (インタビュー 五所純子) *** ——『約束された移動』に収められた六篇に散りばめられている食べ物も魅力的でした。 食べ物を書くのはあまり得意じゃないんですけど、これもチェスと同じでね。登場人物に言葉を交わさないで同じところにいてもらうにはどうするか。そう、食べてもらうんです。 ——「約束された移動」の主任さんの部屋には手作りのフルーツポンチやサンドイッチがあって、想像の旅をする「私」が船を停泊させて休む場所のようでし
<「遺伝子操作ベビーの誕生」が中国内外からただちに厳しい批判を浴びてから1年になる。しかし、謎は残されたままだ......> 中国の賀建奎(ホー・チエンコイ)博士が、2018年11月25日、動画共有サービス「ユーチューブ」で「ゲノム編集技術『CRISPR-Cas9』で遺伝子を改変した受精卵から双子の女児を誕生させた」と公表し、中国内外からただちに厳しい批判を浴びてから1年になる。しかし、「遺伝子操作ベビーの誕生」をとりまく謎は残されたままだ。 世界各国が非難し、中国政府も追随したが...... 2018年11月29日には、米国、英国、日本など、8カ国14名の研究者によって、賀博士の研究や実験を非難する共同声明が出されている。 AP通信によると、中国政府は、11月29日、賀博士の研究活動の中止を命じた。中国科学技術部の徐南平副部長は、中国の国営放送「中国中央電視台(CCTV)」で「科学技術部
「幻想再帰のアリュージョニスト」というなろう小説があります。 幻想再帰のアリュージョニスト - 小説家になろう 作者は「最近」(これがペンネーム)。別作品で既に商業デビューも果たしている実力派作家です。 アリス・イン・カレイドスピア 1 (星海社FICTIONS) 作者: 最近,あずき出版社/メーカー: 講談社発売日: 2015/07/16メディア: 単行本(ソフトカバー)この商品を含むブログ (10件) を見る この「アリュージョニスト」自体は書籍化されていませんが、異世界転生俺TUEEEハーレムをベースにしながらも複雑で奥深く味わいのある物語と設定とキャラクターが若い世代にバカウケして、カルト的な人気を誇る作品となっています。現在のデータ(パラメータ)はこんな感じです。 文字数 3,598,160文字 ブックマーク 11,667件 総合評価 26,539pt 累計PV
下倉バイオ @shimokura_vio 『ジョーカー』の感想そのいち。物語の因果関係と勧善懲悪のコントロールについて。以下ネタバレありなんで注意。 下倉バイオ @shimokura_vio 物語って基本的に「正しい行動には正しい見返りが返ってくる」ことが期待されてしまうとオレは考えてる。不当にひどい境遇に陥った主人公がいたら、その境遇が正されることを視聴者は期待する。 下倉バイオ @shimokura_vio アーサーを見た視聴者は、彼をそのひどい境遇に追いやっている原因を(無意識のうちに)探してしまう。中盤までは「ああ、つまりあの金持ちが悪いやつで、その悪を正せば主人公が正当な権利を得られるのね。アーサーやったれ!」って気持ちで映画を見ていくよね。
・なろう系とは いわゆる「なろう系」とは、小説投稿サイト「小説家になろう」の投稿小説群を中心として発展したスタイルであり、ネット小説から、商業出版、コミカライズ、アニメ化等の派生作品までを含むものである。 「なろう系」については、様々な種類のものがあり、現在も増え続けているが、少なくともある時期において、異世界転生と呼ばれるジャンルが支配的であったと言えるだろう。 特に、現在、漫画化・アニメ化されてる作品では、異世界転生率が非常に高い。漫画でも、ラノベでも、流行り物が席巻するのは世の常だが、にしても、多いんじゃないか、と感じるだろう(比較調査のデータが必要なところだが、とりあえず流してほしい)。 また、いわゆる、なろう系の文体においても、間接的な描写がなく、説明的な、そっけない文章が続いており、大衆文学、娯楽小説の中でも、その傾向が強い(と思う)。 こうしたジャンルの集中および、文体は、ど
もにもにした触り心地が人気のフィギュアシリーズ「もにまるず」に酷似した商品を100円ショップの「ダイソー」が販売したとして、作者と販売会社が大創産業に対して抗議していることが分かりました。作者の代理人弁護士を取材しました。 手前が「もにまるず」、奥がダイソーが販売していた「ぷにゅぷにゅアニマル」 「ぷにゅぷにゅアニマル」のほうが若干作りが荒い 「もにまるず」は、さわって楽しむポリウレタン製のフィギュアで、独特のもにもにっとした触り心地が特徴です。「にわとり」や「ひつじ」や「うさぎ」など、全100種類の動物がラインアップされているほか、「リラックマ」「カピバラさん」「ミッフィー」といった人気キャラクターとコラボした商品も人気を集めています。 大人気の「もにまるず」 作者がダイソーで偶然類似品を発見 しかしそんな「もにまるず」ですが、思わぬ形で注目を集めることとなってしまいます。作者の渡部学さ
ここ数日見かける「彼方のアストラはSFとしてどうなんだ論議」。仏の顔で静観してましたけどなかなか終息しないですね(笑)。論ずるだけ不毛だと思ってるのでなんだか申し訳なく思ってきちゃって…😅 余計だとは思いつつもちょっと一言。 https://t.co/hjMGP7yXkC
2019-09-06 第1回 『こち亀』のスゴさは「一致」の技術にあった!1秒で漫画が読みやすくなる方法 この「こち亀」のページには「あるテクニック」が見事に駆使されています。 なにがどうスゴいか…わかりますか? はじめましてこんにちは。 集英社キャラクタービジネス室副室長の齊藤と申します。2005年に集英社に入社して14年半ほど週刊少年ジャンプ編集部在籍し、昨年末に異動するまで30本ほどの漫画を担当しました。 このブログでは、新人漫画家さん向けに「編集者はこんなことを新人さんに伝えているよ」、ってな話、精神論ではなく可能なかぎり「具体的で」「すぐ使える」漫画技術を書いていきます。 【意外と気づかないけど超大事!「絵とセリフの一致」こそが漫画の基本!!】 漫画を描き始めた時、まず「伝える」ことの難しさに直面すると思います。 描いた作品を友達に読ませても「読みづらい」「わかりにくい」「読んだ
異世界転生ファンタジーにありがちな「中世ヨーロッパ風」の世界。チートで最強になって無双できるのはフィクションのお約束ですが、実際の中世は、こんなにも過酷でした。そもそも「中世」じゃなくて「近世」のほうが近かったって本当? こんにちは。ダ・ヴィンチ・恐山と申します。剣(つるぎ)を持っています。 それにしてもアレ、最近すごい流行ってますよね… アレですよ、アレ。 「最近流行ってますよね」って言われだしてからもう何年も流行り続けてますよね……? 『転生賢者の異世界ライフ ~第二の職業を得て、世界最強になりました~』(原作:進行諸島/ 漫画:彭傑(Friendly Land)/キャラクター原案:風花風花) 異世界ファンタジーもの!! 本屋さんに行けば「異世界」という独立の棚ができているほど。異世界ファンタジーはここ数年でジャンルとして確立しました。 異世界ファンタジーものとは…… おもに2010年
「文章の推敲は、自分一人でやるものだ」と思いこんでいないだろうか? しかし、グループウェアなどのコラボレーションツールを使って「みんなで推敲」すると、文章は、驚くほどよくなる。 「Googleドキュメントを文章推敲プラットフォームとして使う」という、誰でも思いつきそうな、しごく単純なアイデアだが、実際にやってみると、驚くほどの威力があり、新鮮な感動を覚える。これは、集合知を使った文章推敲のイノベーションだ。 この「みんなで推敲」の体験談の発表会が8月30日に開催された。具体的に、どのように「みんなで推敲」が行われ、文章が改良されていくのか、そのプロセスが分かる、たいへん興味深い内容だったので、この記事でまとめる。 今回発表を行ったのは、ふろむださん主催の[面白文章力クラブ]のメンバーの3人。このクラブは、ライティングの初心者からプロまでが集まって「みんなで推敲」を行う場所だ。 わたし自身、
珍しく、ちょっと大きな主語で書く。私たち(漫画描いたりアニメ作ったり映像撮ったりする種類の人たち)、その中でもさらに男性の属性の人に特徴的な傾向に思えるんだけど「非生物のものすごい物理」というのものがとにかく大好きです。
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く