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2017年12月25日のブックマーク (1件)

  • 0980夜 『グレン・グールド著作集』 グレン・グールド − 松岡正剛の千夜千冊

    グレン・グールド著作集 グレン・グールド みすず書房 1990 Glenn Gould Glenn Gould Reader 1984 [訳]野水瑞穂 空虚を配分する。決して高まらないで、意識を存分に低迷させて分散させる。どんなスコアにも、もうひとつのスコアがありうると確信する。こんなことがグレン・グールドにできていたなんて、いまでも信じられないときがある。 さきほど久々にブラームスの『インテルメッツォ』を聴いた。ここは西麻布の外れた一郭の、木立の中の部屋。すっかり暮れなずんだ都心の空気の中を、朝からの五月雨が降りしきっていて、庭の木々の葉脈に沿って次から次へと流れ落ちている。グールドの「躊」「躇」と「序」「破」「急」をまん然と追いながら窓外のほうに耳をむけてみると、そこでは雨垂れの不確かなリズムがうっすら混じっている。 えっ、宮城道雄だっけ? 「さみだれのあまだればかり浮御堂」。ああ、こ

    0980夜 『グレン・グールド著作集』 グレン・グールド − 松岡正剛の千夜千冊
    asukab
    asukab 2017/12/25
    美が思いがけなく傷つくことを、どう表現するか。