Ｊ―オイルミルズは２月から、マーガリンの「ラーマ」と「ラーマバターの風味」の容量を１割ほど減らし、実質的に値上げする。原料の植物油脂をつくるための輸入大豆の価格が、円安の影響で高くなっているためだという。「ラーマ」は３６５ｇから３２０ｇに、「ラーマバターの風味」は３２０ｇから３００ｇに減らし、価格は据え置く。

京都発祥で全国でフランチャイズ展開する中華そば専門店「天下一品」の一部店舗で、トッピングのメニューとして「九条ネギ」と表示しながら、中国産などのネギが混ざっていたことが、フランチャイズ本部「天一食品商事」への取材でわかった。現在は単に「ネギ」と表示するなど是正されているという。　同商事によると、天下一品は全国に直営店、フランチャイズ店合わせて約２３０店舗を展開。このうち、大阪、兵庫、東京など７都府県のフランチャイズ店１８店舗で、中国産などが混じっているのに「九条ネギ」と表示していたという。　昨年、内部で専門家から食品表示などの指導を受けた後、九条ネギの表示の問題に気づき、１０月のオーナー会議で是正を通知したという。同社の担当者は「九条ネギを全く使ってないわけではなく、ブレンドしていたが、勉強不足だった」としている。（燧正典）

東京都知事選（２月９日投開票）で、「脱原発」を掲げて立候補が取りざたされている元首相の細川護熙（もりひろ）氏について、甘利明経済再生相は１０日午前の記者会見で、肥後熊本藩主の家系にちなんで「殿、ご乱心」と批判した。　甘利氏は「エネルギー政策は国策として、国民利益を考えながら取り組んでいかないといけない」と語り、自治体の首長を選ぶ都知事選での争点化に疑問を呈した。さらに「安定的で安全で低廉のエネルギーを供給することを確保していくことが政治の責務だ」とも述べた。