では、体も心も強い人にストレスの負荷がかかった場合、最終的にはどうなるのでしょうか? こういった人は、最後は行動に異常が出てきます。お酒を飲む、たばこを吸う、買い物中毒になる、暴力をふるう、ギャンブルにはまるなど、行動に変化があらわれるのです。 いずれにしても、ストレスの影響はどこかに出てくるものです。どのような症状が出るのかは人それぞれですが、自分の不調がどこに出やすいかという傾向を知っておくと、それをストレスアラームとして活用することができます。 「ああ、今ストレスがかかっているから、少し休もう」など、先手を打つことができるのです。 ストレスの放置は「命にかかわる」 問題はそういった体や心の変化に自分で気づかないこと。先ほどの失体感症の人のように、自分の体のアラームに気がつきにくい人の場合に特にそうなりやすいのですが、ストレス信号を放っておくと、ある日突然、心筋梗塞になる、うつになるな