KDDIが独自のルーターOSを開発し、広域ネットワークでの検証を始めている。“少数精鋭”での開発を可能にするためオープンソースソフトウェアを最大限に活用。数年先の実用化を目指す。 GAFAと呼ばれる巨大プラットフォーマーをはじめ、クラウド事業者のデータセンター(DC)ネットワークではここ数年、ハードウェア/ソフトウェアの分離とオープン化が進行してきた。OS/ソフトウェアを搭載しないホワイトボックススイッチ(WBS)と、オープンソースあるいは自ら開発したソフトウェアを組み合わせて、コンポーネントごとの個別調達を可能にしたり、構成変更や機能追加を迅速に行えるようにするのが狙いだ。 最近では、DC間接続やクラウドDCのバックボーンネットワークにもその波が広がっている。そして、次に来るのが広域ネットワーク、キャリア網だ。 「キャリアにとって使いやすいネットワークを作るには、既存のベンダー製品を使い
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