世界一の技術を本気で追求し続ける、フラッシュメモリ開発者 対談シリーズ「海外から見た! ニッポン人エンジニア」ではグローバル組織・人事コンサルティングを行うジェイエーエス 代表取締役社長 小平達也が、海外と深い接点を持つ人物へのインタビュー通じ、世界の経済・技術動向、文化や政治状況などの外部環境の最新状況を掘り下げていく。 第12回目は、今年『世界で勝負する仕事術―最先端ITに挑むエンジニアの激走記―』(幻冬舎新書)を出版した、竹内健 中央大学理工学部教授に話を聞いた。 竹内氏は、「フラッシュメモリ」の開発に初期から携わり、東芝を大きく成長させたエンジニアの1人である。また、「良い技術が売れるためには、経営の知識が必要」という問題意識を持ち、スタンフォード大学ビジネススクールでMBAを修了したという、エンジニアとしては異色な経歴の持ち主である。現在は、東京大学工学系研究科准教授を経て、中央